感情の保存的な、各日ごとの簡易的な感想
7/16 ひたすらに嬉しくて嬉しくてたまらなかった1日目
ドーム入って、うわーちゃんとセットあるし(当たり前)ちゃんと赤青の照明でKinKiだし(当たり前)
だけど当たり前のこのKinKiのためだけに作られた空間がどれだけ多くの人・時間をかけられて作られているのか
それこそ毎年KinKiが頑張ってくれるから出来る場所なんだなということを、この前の冬のドームを経て改めて強く思う。
キスミスでガンガンレーザーが飛んでたのを見て、19年以前のKinKiのコンサートが帰ってきたな!と思って一瞬気持ちがコロナ前に飛んでしまったな
「25周年イベント」だから10周年の時みたいにドラマとかサブコンテンツまで含めてコメントをしていく形式かなとも思っていたのだけれど、蓋を開けてみれば全然で。セトリには25周年を振り返るというものが全面に出ていたけれど、逆にそれは振り返り要素が曲くらいにしかないということで。今までに何度もアレンジしてきた曲たちをあえて原曲ママで披露しているのもそういう意図があってだと思う。
良い意味で周年イベント感がないというか、振り返るイベントではなくて25年目の夏に今、会っているというリアルタイムを大事にする2人のままがあったような気がして感動した。
2人のトークも凄くしょーもないことをずっと言ってて、初日1発目のトークが剛くんしか知り得ない男闘組の話だったり、白い歯舌見せて笑う、暑い暑い言う、ズボン破けた?って見せる、とか。
凄く自由奔放なのがKinKiって感じ。
「白い歯舌見せて笑うのところ、笑っちゃうアカンからな?」ってその時、その空間だけの空気が作られていくのもなんか物凄くコロナ前の2人のコンサートを見ている感触だった。
2人の言葉の端々にも、25周年だから…みたいなのではなくて、なんか、なんとなくだけれどこれからにワクワクしている、そんな空気が伝わってきて無性に心が躍った。
「今回、どうすれば皆さんの近くに行って伝えられるか、それを考えてフロートを使ってみることにしました」って言ってくれたのも、嬉しいものがあった。
退化とかでは決してないんだけれど、25年目にしてまた前進して試行錯誤を重ねてファンのために模索する様子に、やっぱり凄く誠実な2人だなと。
だってまさか、フロートに乗るなんて思わなかったから……。
FRIENDSの最初でハイタッチ(初日ハイタッチだった気がするんだけどどうだろう)するのとか、フロートとか、そういう手段をとっているの。
KinKiのことを、そしてKinKiのファンを大切に思っているんだなあと。ここで改めてそう言う表現を凄くわかりやすくやってくれたことから感じ取れて嬉しい。最後のKも同じ。
フロートに乗ってる時に「こうやって25年やってても未だに手を振ってくれるのはすごいこと」って言ったり「手を振ってみて?」って言ったり。2人がコンサートというmagic timeな時間のことを凄く大切に愛おしく思っているのを感じて、愛されているなあと共に、こんなに愛をくれる人たちのファンでいて幸せだな!!と
感極まった1日目、初日だった。
7/17 大阪二日目
「25周年少しずつ少しずつ何をやっているのかお知らせできていると思いますが、これはここで初めて言うかな。KinKi KidsのYouTubeチャンネルが開設されます!」って言う2人がやっと言えた!な表情をしていて。剛くんが「ようやく…何度言ったことか…」とも言葉を漏らしていて。昨日の2人から感じた隠しきれないほどの「これから」への期待、ワクワク感の正体はこれだったのかーー!
若いグループならともかくKinKi Kidsが?それもグループごとになるとやけに保守的になるKinKi Kidsが?!
まさかの発表すぎて、周年ってこともあるけれどその前からコロナになって直接会える場というものが揺らいでしまってから2人がしたかったことの一つが、こうして叶えられたことがひたすらに嬉しくて、それを叶えてくれて感謝しかなかった。
YouTube開設だけでも嬉しいのに生配信までしてくれて、同じ時間を過ごそうとしてくれている。同じ時を生きて、その奇跡の一つ一つが作っている今という時をすごく愛してくれているなあ。
その後最後のAmazing Loveですごくのけぞって「our love!」「la la la love!」と歌う2人が、ドームという広い空間の隅から隅まできてくれた人全員に歌を、思いを届けようとしてくれているなあと凄くわかって。素敵な人たちだなあ。
トロッコ乗ってる時
最初剛くんが見えて、なんか剛くんはふわ〜っと空気をかき回すように手を振って歌って笑っていて、幸せを振りまく妖精みたいだった。手を振るだけでふわぁ〜っと体温が上昇していく感じ。手を振るだけなのにその動作によって気持ちがあげられていく感じ。剛くんもペンライトの海の中を漂って人のつながりを心地よく感じていたのかな。
光一さんは対して凄くこっちを真顔で真っ直ぐと見つめてきて、凄く目が責任を持って面倒見ている、守る、みたいな目でヒェッってなっちゃった。あなたにこの歌を届けています、という感じで。マナーを守ろうという話は基本全部光一さんがしていたので、それもあったのかな。前で心地よくふわ〜っと手を振っている剛くんを含めてなんというか、安全責任者みたいな感じだった。騎士かな?何かを守るために戦う時の光一さんは一際美しい。
ふわっとニコッとしてる人と真顔でカチッとしている人が一緒にトロッコ乗ってくるの、でもそれでちゃんとKinKi Kidsって成立するのでなんとも不思議な2人だなあ。
やめるやめないの話で「未来」(たびたびインタビューで見かけるかもしれないやつ)を語るのではなくて、25年だろうがなんだろうがこの先にまた面白いことができるという期待感を2人が持っているということ、それがはちきれんばかりに溢れているのが嬉しかった!!いい意味で年数関係ないってこと。
8/6 東京初日
不思議とKinKiとお別れという感じはしなくて(YouTubeの全抱きのエンディング感にはやられていたけれど)
光一さんの口からハッキリと「また冬に、皆さんここでお会いしましょう!」と言っていたのも
剛くんが「皆さんがこうやって(マナーを守って)過ごしてくれると、光一くんも言った通り冬に会いましょうと言えるし、それに向かって僕たちも過ごせるんだと思います」と言っていたのも、みんなで冬に向かって行ってるんだなと未来が楽しみで仕方がない。
Anniversary前のトークで、ちょっと纏まりきらない感じで20周年のことを語り出したの。大阪の時は触れてなかっただけに今こうして口に出せること、まさか出すとはと思ったのもあって、その後聞こえたAnniversaryが凄く優しい響きで、この音を奏でられる今日にたどり着けて良かった。
この日は無性に全て終わった後のKinKi Kids 25th anniversary の文字にグッときた。というのもこの日が1番25周年感がなくて、この人たちこんななのに25年目なんだあ(25年目とは思えないほどの互いに新鮮味を持っていたトーク)(25年ないし30年とは思えないほどの深い絆)と相反する気持ちが渦巻いて、2、3周回ってちょっとクスッときちゃったな。25周年おめでとう。
8/7 25周年の締めくくりの日
昨日はちょっとまとまってない感じで喋り出した20周年のことをこの日は整理がついた感じではっきりと文脈立てて話しはじめて、加えて「剛くんは辛いことがたくさんあったけど」とずっと(本人の気持ちは本人にしか分からないから)と代弁することを避けていた光一さんがそこまで踏み込んだ発言をしたことに驚いたとともに、そこまで明確に話せるように一つ昨日から今日の間で整理がついたのかな。1日目と2日目の触れ方はまたちょっと違ったから…。
大阪で全く触れなくて、東京の1日目でようやく触れられたのは、7/21を無事に2人で乗り越え、8/7という日を2人で共にAnniversaryを歌えるところまできたからなんじゃないかなと思う。
この日は2人が開演前にメディア取材を受けていたのもあって、これからは?って聞かれたけど今までが偶然の連続だし、先のことはわからない。目の前にあることを形にできればと思ってやってきているという剛くんに、瞬間瞬間の連続だよねって深く同意する光一さんを見て、うん、KinKiらしいなと思った。
heyみんな元気かいの収録がすごく記憶に残ってる。
クラップする事は大丈夫なのかな?と表立って心配しまくってたわけじゃないんだけど、剛くん自身が楽しそうに煽るし、反響すごいなあと思ったら今度は「ずれるのしゃーない!ドーム広いし、もっと!」って背中を押してくる光一さんに心動かされてバーーッ!とクラップが大きくなって。
その大音量の中剛くんが笑顔で体を弾ませながら歌っていて、それがすっごく良かった。クラップが渦巻いてどんどん楽器が増えていく中で、音に乗って楽しそうに体全体から音を響かせる剛くんは、音楽を楽しんでいる笑顔そのもので。あの笑顔を見てこっちまで凄く幸せで嬉しくなった。笑ってて「良かった」って思った。だってクラップしすぎて白い二の腕が真っ赤っかになっちゃってたんだもん、剛くんがこの場を全力で楽しめている姿を見て腰が抜けちゃった。
ドームで、いつものバンド編成で、フロートまで、ヘッドホンではなくイヤモニで。全部が初めての体験だったのに全公演を、それを微塵とも感じさせなかったし、それを可能にした絶え間なく続く剛くんの努力に感謝だし、かっこいいし。5年、5年かあ。まさか5年後にこんな景色が見れるようになるとは思わなかった。もう5年経ったのかとも思ったし、これが5年という年月か、とも思った。
2人とも何度も、曲というのはその時の時代を思い出すし、時代を超えて今の気持ちに寄り添ってくれると話していて、2人、特に剛くんはAmazing Loveの中にコロナ禍という会いたくても会えない時代の困難さを入れ込んでいて。
だからこの2022年に発売された、それもコロナの第7派真っ只中で行われたコンサートを成立することができたという象徴にAmazing Loveはなるし
Magic Time goodbye & again、ここからはじまるよ、の文字通り、またコンサートで会う時間があっていつか元通りになった時に、困難な時代もあったけれどまたこれを歌って再会を約束しましょうと、今回みたくターニングポイントになった曲だと、そういってAmazing Loveを歌ってMagic Time againを約束する未来がすごく見えた。
KinKiはあの年代のジャニーズにしては珍しく、アルバムを出さなくてもコンサートをやる。コンサートだけは絶対になくしてはいけない空間という、ファンと直接対面する場所をすごく大切にしている2人だと思っていて。それはある意味では寂しがりなのかもしれないし、でもそうやって直接ファンと顔を突き合わせる空間、時間を愛おしく思っている2人で。そんな2人だからこそ、Amazing Loveのあの歌詞が生まれたのだと思うし、Amazing Loveのあの歌詞を書く2人だから、私は好きなんだなあと改めて思う。
大きな愛をずっとずっと受けっとているなあ……また今年は冬にも会えるし、頑張ろう、という気持ちになる。また冬に会いたいな!