2022-01-02
※ 当時のツイートほぼそのまま移植
※「25周年」に覚悟が決まった(?)翌日の出来事
個人的にparty、オケコンを想起させるような作りだなと感じた。あれから4年、長いようで短いようで。大変なことが沢山あったけれど25周年の今年もその先もKinKiの2人は2人で歌を歌い続けるんだよ、と語っているようなコンサートだった。
MCで剛くんの「あの時あんなことがあったなと思い返しながら聴いて頂いて」という言葉があったのもあり、1人で遠くから歌われたto heart、1人で歌ったもう君、anniversary、あの時生まれたtopaz loveと言われなくてもあの時期を思い出してしまいますが…!!という構成。特にオーケストラが出てきた後のtopaz loveでは、オケコンの時は繊細な美しいアレンジだったのが一転、勇気づけるような力強くもあるアレンジになっていて。その上剛くんの歌声があの頃とは違ってもうのびのびと響くものだから、剛くんの努力の積み重ねに泣くしかないじゃないですか。
リベンジと言っちゃ失礼かもだけれどKinKiと東京ドームとオーケストラ、これをこんなにも晴れやかな気持ちで聴けることが嬉しくて嬉しくて……どんなことがあっても乗り越えてくる堂本剛という男、そして立ち続ける光一さんとKinKi Kidsが大好きでたまらん。ついて行くよこれからも。partyの時の光一さん独りのanniversary2番の「キミといるだけで」が悲痛な魂の叫びと訴えのようで心に刺さっていまだに抜けないんだけれど 、今回は2人でそしてオーケストラを従えて華やかに出てきて、もう本当に2人が一緒に立っている今に繋がって良かったと思って泣いた。
雪白でKinKi色(薄いマゼンダと紫と白)のレーザーがドームを埋め尽くす光景を見れたのが良かったな。大サビでバーっと広がるのもまたよし。ドームを埋め尽くレーザーってそれだけでも見応えあるし、それがKinKi Kidsのコンサートだもん。20年も東京ドームを2人で埋める人たちのコンサート。もう君のオレンジも良かった。
KinKiって他のグループと比較して「踊るぞ!」って曲がないからこそ、色んな曲にレーザーをあてがう傾向にあるんですよね。個人的にはダンサブルな曲でゴリゴリ高速にうごかされるレーザーも好きだけれど、ふわぁと広がるレーザーも好きで、でもそれってドーム規模の空間でしか実現できないことなので、KinKiは私に好きな光景を見せてくれる。
愛のかたまりはピアノがサビ→数小節挿入→原曲に戻るだったんだけどこの時の後ろの映像が「白布が開いて銀色の教会が見える」だからちょっとびっくりした。「どんなに喧嘩をしても」の光一さんパートの刻みがすごくてその次の剛さんパートは緩やかに弾いていて、ピアノ一本だからこその緩急の良さと気迫がすごかった。
光一さんが「愛のかたまりは色々なアレンジでやってきたけれどピアノ一本ってのはないよね。このパターンの愛のかたまりは一生聞けないんじゃないかなあ、もしかしたら」って言ってたんだけれど、この愛のかたまりは永久保存したい。原曲ともM.verとも違う、2人の声とピアノだけの今までにない力強い愛かたでめちゃくちゃ聞き応えがあった。この後のMC「みんな眠いでしょ?!大丈夫?けつ痛くない?」「1/fのゆらぎでほわーんと眠くなるでしょ、僕のラジオいますよ。寝ちゃうって言う人」「そうなの?私のラジオはお経なので……」ってすーーぐ2人喋り出す!!「こう見ると合作多いね」「みなさんももっとやってくれという思いだと思いますが、今年はお応えしますので」には PLAYFUL8/1昼に「曲の方ももっと作ってくれって思ってるでしょ、でも自分的にはもういいかな〜って」と言ってた光一さん思い出すな。どう言う気持ちであれ笑いながら言ってたの…!
KinKi25年振り返り映像、遠くからなんか白い線迫ってくるなあ〜と思ってたらオシャンな1997で、その後の映像構成も良かったので(アニバyearにデザイナーさん付けてきた!ヨシ勝った!)と歓喜したりもして。 1997→2000→2005→2016→2020と順にジャケ写やライブの映像とかがモノクロで映る。この時会場本当にシン…として(多分)涙ぐむか感慨深く見てたのに、2020の文字の時に1番どデカく映ったのが「鏡餅と橙」であの瞬間だけウッwwwと皆さん笑いが堪えられなかったのが凄く面白かった。なんで「鏡餅と橙」を1番大きい画面に持ってきたん…………
2016→2020の移り変わるときに1番大きく出てたのがウィアコンslave makerで背中合わせのギターの剛・歌う光一のソロの待ち合わせの瞬間で、やっぱりあれは転換期だったよねえと思った。あの時ジャニーさんがKinKiのステージで今までやってきたソロのこともやってみなさいと言ってくれたことは本当に感謝しかないなあと思う。あのタイミングを逃していたら2人のソロが戻って来れることはなかったのかもしれない。そうしたらTKのようなコンサートも見れなかったかもしれない。この時流れてたのが園田さんの弾くピアノの薄荷で、多分その尺では弾いてないんだけれど、「君だけが僕が選ぶ人 竜巻みたいな時代に生きても 君となら上手にやれるさ」が脳裏によぎって、もうなんか末長く2人で一緒に歌を歌ってて欲しいし死ぬ時はステージの上で二人同時に死んでほしい。
光一さんが愛のかたまりはありがたいことに一人歩きして行ってくれた曲で、後輩とみんな歌ってくれるじゃない。昨日のフェスとかでも歌ってくれて、もしかしてこれはアンダルシア状態ってこと?!って言ってて、本当に同じこと昨日考えてたのでわかるwわかるwと笑ってた。お正月銀色暗号では「無駄な力が抜けてこっちの方が上手く歌えた」「渾身の寒風に〜が出ましたね」「サビのユニゾンがピタッとハマった」っていう2人、とても客観的で好きだし歌い方がお正月の方が好きだったので価値観合うことの幸せたるや。だから好きなんだろうね。
Family前フリでの「みんな家族だよね〜!!」の光一さんめちゃくちゃ剛くんにわかって!わかって!の表情をしてて、ほんとう〜にあなたって人はことばがたらーん!と微笑ましかった 。前日のジャニフェスではジャニーズを束ねる人の風格ですごくいいこと言ってたのに笑
「すごく気持ち込めてたつもりなんだけれど……そんなに…こもって…見えなかったですか??」ってオドオドしながら笑いながら腰曲げて上目遣いで剛くんに問いかけるんだけれど「『家族ダヨネー!』ってそんなに気持ちこもってるか?」って笑 「この状況だからこそ繋がりって大事やん!そうやって歌詞が響いてくるよね」って最終的には真面目に話してたのまで含めてこの流れ好き
話は銀色暗号に戻るんだけれど、正直いうと私は銀色暗号が合作の中で1番好き。そして愛のかたまりみたいにひとり歩きしなかったのはこの曲が難しいからだと思う。メロディも歌詞もどちらも。だって暗号だもの。 合作曲が有名になるのは嬉しいけれど、銀色暗号はこのままずっと2人だけの物ポジでいて欲しい。銀色 暗号は時間を切り取って永遠として固めた歌だと思っててそれは2人の歌い方も同じ。時代によって歌い方が変わるKinKiが好きなんだけれど、ことこの曲に関してはサビで2人が重なった瞬間の声はずっと変わらなくて、その声が好きなんだよなあ。作詞者・剛くんによる歌詞解説が聞けたのもよかった。2人だけの大切な瞬間を永遠としたくて大切に閉じ込める曲で、銀色暗号はどんなアレンジがかかってもその意図が揺らがないところが大好き。愛のかたまりを受けて作った、制作動機にファン愛なところもある曲でもあるので2人だけ(とファン)の大切な宝物だなと思ってる。
良かったなあ…。to Heartのサビでユニゾンした時は尻から鳥肌たったし、2人で奈良健康ランドのcm歌うし、銀色 暗号にもういくつ寝るとお正月がミックスされるし、途中で出てきたどんちゃんに「話が長い!!30分押してるって言われたもん!」って怒られるし。ことあるごとに歌い出したり、じゃあこういうので歌ってみようよ。って音楽をしている2人が好きだし、だから2人が好きなんだ。年末のどのステージとも違う、のんびり2人がおしゃべりして、でも音楽はピアノと2人の歌声だけが聞こえてくる純正な空間だった。
ピアノだけのAnniversary。2人だけの声とピアノがダイレクトに届いて暗闇の中歌詞を一つ一つ噛み締めていたら 「嘘ついて〜」からステージの上にはいないはずの弦の音が聞こえてきて。後ろのモニターが開き始めてサビの「君がいるだけで」と共にオケも照明も全開で震え上がった。
2時間近く聞かせてきて(ドームでピアノ一本本当にやったしKinKiならこれで成立させられるんだな)って感動してたのに、最後の最後にオケというサプライズぶち込まれて嬉しくて嬉しくてたまらない。アニバのアウトロはやっぱり弦がいて欲しいとも思ってたし、曲の構成もKinKiの2人は分かってるんだなあ……ってこんなところも嬉しい。
Topaz love、オケの華やかさと壮大さを全面に生かしたアレンジをしてて1番オケコンとの違いを感じた。ステージの階段につく照明もサビで虹色に輝いて輝き暴れてて落ちサビとか彩度がすごいの。こんなにも力強くてキラキラしてるtopaz loveをオケと一緒に聴けるなんてなあ…!!個人的感動したところなんですけど、トパラブ最後つよしくんの「あ、な、た」が乱れちゃって"いたいよ"がズレちゃったんだけれど、2人で「いたいよ」を伸ばすことによってぬりかえてくの、本当この2人は2人にしか分からない所で通じ合ってお互い支えてんだな…って思ってなんかもう誇らしいね(?)いやあ幻聴かもしれない、けれど「いた「いた」いよー」みたいになってて、光一さんが「た」で待ってたんだよな、剛くんのことを
硝子、めっちゃカッコよかった。あんなに勇ましい硝子あった?というかKinKiにしては珍しくオケを重厚で緊迫感を出すためではなくて壮大、勇気づけるような様にハッピーに使ってたのが印象的。そして何よりも「stay with me」のぐりーんぐりーんぐりーんの照明!!あまりにも率直すぎて笑いそうなほど。あんなにもstay with meを強調した硝子あった?と思うくらいの硝子っぷり。でも今思うとそのあとの Be with youに繋がるからだろうなあ
「雲が切れて僕を照らし出す 君だけを愛していた」で始まる25周年と思うと激アツで本当に歌詞の良さが染みる…硝子の2番で、光一さん「蒼い日々がきらり stay with me」って大サビいこうとしちゃって笑 途中で「けーる」で合流してたけれども笑
どんな時も 傍にいてくれてありがとう
これからも僕らと新しい時代を 一緒に描いていきましょう
愛してる Be with you
光一さんが「25周年、そしてその先も我々に着いてきてください」と言ってて、嬉しかった。
私がKinKiを好きな理由はいくつかあるけれども、その中で一番揺らがない部分として2人とも「観客にファンと同じ空間を共にして音楽を聞かせる場所が大事」という部分を共有しているところにある。一度消えかけた(らしい)今回のコンサート、大掛かりなことはできませんと前置きはあったものの、納得させる凄みがあったし普段と違う分自由があったし、改めて音楽に新しく耳を傾けることになった。そういう理由もあって、25周年の今年もその先もKinKiの2人は2人で歌を歌い続けるんだよ、と語っているようなコンサートだったなと思う。KinKi Kids Forever!