もち

さよなら3月またきて4月

雨の打つ音が好き

梅芸SHOCK…………終わってしまった…………

つらい、つらい、つらすぎる こんなに喪失感に溢れた千穐楽翌日は初めてかもしれない 

梅芸カンパニー1人1人が好きで、好きなので………

でも1人1人が好きという以上に、そのみんなの呼応する演技が好きだから……

 

 

誤解を恐れずにいうと,自分にとって初めてと言っていいくらい「演技を見に行った」SHOCKでした

光一さんも千秋楽のカテコで新しいSHOCKって言ってたけれどまさにそれ,でもなんか懐かしい感じもする梅芸SHOCK

 

2020まで,いわゆるライバルがデビュー組になるまで私たちが見ていたSHOCKをもう一度見ているような,そんな不思議な感覚がした.

 

というか,普段私たちがどれだけふぉ〜ゆ〜をふぉ~ゆ~として見てしまっていたかを意識しちゃった感じあります.やっぱ役名が名前と直結してるものあって,コシオカとマツザキはイーブンだな,とか思っちゃうよねやっぱり

 

じゃあ梅芸はというと,ふぉゆがいない分コウイチが一歩抜きん出ているだけで,コウイチ以外のメンバーの関係がフラットに見えたこと。ユウマと他のカンパニーメンバーの関係性が見えたこと。そしてユウマよりも先にカンパニーから孤立したのがどう見てもコウイチなのが分かったことが、すごくSHOCKの話の筋道を立てていたと思う。

あとSHOCKって他の舞台よりもより台詞っぽいクサイセリフが度々出てくるんだけど、そういうところもちゃんと会話になっていた気がします。今まで見ていて、ここの言い方気になるな…という点が自然に喋られていてびっくりした。ユウマが知らない間にマンハッタンの光の渦に消えていってた………

 

「お前はステージに立つな」までの間にコウイチやカンパニーと対立しかねないセリフがいくつかあるけれども、それまでそこでライバルの心情を匂わせつつ、いかに孤立しないでコウイチに上のセリフを言わせるかが重要だったと思う。その点ユウマは上手かった。

 

公園シーンは言わずもがなで「お前は黙ってろよ」も言ってしまったけれどもブチギレじゃないし、「俺にとって いや俺たちにとってチャンスなんだよ」もいい直し方が大袈裟じゃないので音楽の止まり方が過剰に聞こえなくなった、、気がする……

 

ユウマが言う「決めたれたことを〜代表して〜」も割と正論だし「出番潰されて〜」も目先の出番潰しに対して怒ってあるのではなく一般論として語っている気がする。なんか目先の出番だけに固執するような感じじゃないんだよね今のユウマ。

 

「ああしようこうしよう〜」で落ち着いて説明するかのような口ぶりもあって、ユウマもまたカンパニー全体のことを考えて、コウイチを個人的に非難するために言いがかりをつけているというよりも正論を話しているように見えた。口調とかはちょっと荒い体育会系だけど、あそこは捲し立てるのではなくて、まあこのくらいヒートアップする時もあるよねって感じがある。

 

そこにピシャッと(焦っている)コウイチが「もういい〜」と度が過ぎた喧嘩をふっかけるので、明らかにコウイチの方が先に孤立しているんだな、とわかる

いやーーー近年コウイチはどんどん暴走機関車になってるけれど、ここまであからさまにコウイチの方が先に度をすぎた行いをした、と分かるのは初めて!!うわ!新鮮!!

ここ、「ああすればよくなる こうすれば良くなるって」のユウマの言い方自体は大きく変わらないけれど、そして「お前はステージに立つな」も大きく変わらないけれど、その間にいるショウタやハラやタカダの演技がどんどんユウマとコウイチの演技に色を付けていってて凄かった、のでここは後で詳しく書きます…

 

いきなり話は2幕に飛ぶけど、コウイチが死んだのを受け入れられないユウマが「リュウタ!リュウタ!!リュウタ!!!」って3連続でリュウタにだけ問いかけるの、これ8/3はやってなかった気がするし、逆に8/12からはずっとやっていると思うんだけれども、本当にこの演技がすき。

ここで連呼することによってユウマとリュウタって普通に仲がいいんだろうな〜って、舞台の上にはないカンパニーの日常に想いを馳せられます梅芸のEndless SHOCKは、、、

 

多分ユウマとハラとリュウタがバカやってうるさくしてて、ショウタはコウイチのことが好きで、タカダは下の子達との橋渡しもしてるけれどユウマともコウイチとも仲良くて……と言うかもしかしてカンパニーの中心ってタカダ???

 

もうここ最近のずっとサビなんだけど、ショウタって多分尊先がコウイチで、コウイチを追いかけ続けて右腕!やりたい!やらせて!って言って得たポジションな気がしてならない………。

自然と右腕に収まったとかじゃなくてショウタから頑張って勝ち得たポジション…。だから5分前のブザーが鳴ったときすごくオロオロしながら「よし…みんなスタンバイしよう…」って言うのが心にくる。

コウイチの右腕ではあるけど、頼り甲斐のあるサブリーダーではないショウタ。だからハラにも「わぁってるよ」って反抗的な態度取られるし。萌える。萌える。

 

カンパニーメンバーに対して舞台の外からくくる区分け、みたいなのがないから、凄く純粋に演技の中からユウマやショウタ、タカダ、ハラたちのそれぞれの関係性を受け取れた気がします。それができる環境であったし、そうさせる演技をしてくれていた。

 

私はEndless SHOCKってコウイチの話でもなくユウマの話でもなくカンパニーの話だと思っているので、毎回このカンパニーはどういう感情の持っていき方で最後の決断を下すんだろう?と楽しみにしているんだけれども、今回は実在するカンパニーのようにそれぞれに人間模様が読み取れて凄く芝居に厚みがあった!ありがとうございます

 

おかげで、今まで聴いていた台詞に新しい意味を感じ取れたり、やっと文の意味を頭で理解したし、今までで1番「Endless SHOCK」というか作品についてガッツリと演技の方面から向き合えたような気がする…。

おかげで感想はすごい量になったけど、、、

 

 

なんか、本当に、初めてSHOCKが分かった気がするんだよね、、、ようやく??

そして本当に毎度毎度芝居パートが楽しみでしょうがなかったり、芝居パートが体感秒すぎて泣いた。短すぎるSHOCKの芝居パート……。

 

やっぱりこう書くと、「カンパニーの関係値」が1番ブッ刺さってるのかも

ユウマ-リュウタ-ハラでつるんでそうで、ユウマ-タカダ-ハラ-ショウタ-リカあたりが大体同世代で、ちょっとコウイチがお兄ちゃんな感じ。そして弟分タツルとリュウセイ。上下関係がない分、一緒に育ってきた仲間感が強いカンパニーは近年稀なのかもしれない。

 

だから凄く和気藹々として見えるし、けれども頼れる兄的存在はいないので、崩れる時にガラッと崩れてしまう………。サブリーダーがいないSHOCKカンパニーってこんなにも脆いんですか?!という気づき

だからコウイチもより孤独に走りやすいんだろうな……

 

この梅芸カンパニーの関係値が1番自分にとってストーリーに入りやすかったのかもしれない。あとみんな演技うまい、、、

こういう人間関係がフラットなSHOCKが最近ではめちゃくちゃ珍しいので懐かしい気持ちになった+演技がうますぎて新鮮な気持ちで作品を楽しめた。これ、これが梅芸SHOCKでした。

 

また言っちゃうけど光一さんがカテコで

「25年の中でも新しいカンパニーというものがストーリーの中でも生まれたんじゃないかなと感じていて、凄く毎日緊張感のある感じでやらせていただいた

みんなの力で作品が新たに生まれ変わったという感覚もあって、一人一人がその役を生きてくれたし、幕が開くごとに刺激的な毎日で

今日もすごく共鳴しあってた感じを肌で感じられた、芝居でそれが感じられたっていうのがよかった

本当に楽しかったなあ…………どうする?eternalやろう??このメンバーでeternalをやらないと芝居的にみんな報われないんだよ!笑」って言っていて

芝居で共鳴しているのもそうだし、毎日芝居に緊張感があったのもそうだし、なによりもそれを光一さんが感じていてこうやって言葉にしくれて、あ〜この人のファンでよかったなあ………と思っちゃった 思っちゃうよね流石に

eternalやる??に爆裂に起きた拍手には髪の毛ちょっと弄りながら「まいったな〜笑」って言ってたけれども、冗談でも否定するのではなくて、きっと光一さん自身も梅芸SHOCK独特の芝居の良さ、というものを分かっているんだろうな、、という感じ

 

締めくくりの一言として、光一さんが

舞台はその一瞬一瞬で儚いものでそれがいいところで、その時しか共有できないものであるし、それはテレビにもないものです。

と言っていて、本当に、その言葉に梅芸SHOCKのいいところが凝縮されているような気がした。

 

本当にいい芝居を見せてもらいました、梅芸SHOCK。

その芝居のおかげでより作品の深いところまで理解できた気がしたし、より作品を好きになれた。2024年の梅芸SHOCKが見れて本当によかった。

ありがとう…ありがとう…梅芸カンパニーのみんな、ありがとう……

これから毎日私も頭の中でEndless SHOCKするね

 

ちゃんとした感想、、というかもう記録、、いや感想は後日ちゃんと書く………もう今までの反省を生かしてあとは1幕分を書くだけ!!

→ちゃんとした1幕感想書きましたEndless SHOCK 2024 大阪公演-第1幕 感想 - さよなら3月またきて4月