もち

さよなら3月またきて4月

雨の打つ音が好き

林翔太さんが気になって仕方がないのでクラセンに行ったよという話

 

 

 

 

ポン!ポン!スポポン!ポンスポンポン!

たまごポケットにっ 君が乗せるまで

このCMは! やめません アヒョーッ

(coverd by🐥コスの林翔太さん)

 

 梅芸SHOCKではやしくんが気になり始め梅芸から博多座が始まる前までに来歴とか過去作とか調べて残っている映像の少なさに絶望し、滝沢歌舞伎を履修し嵐コンで見たことあったんだなあと思い、てか普通に天使にラブソングをの時に「林翔太」って文字見かけたしその時なんか名前聞いたことあるな〜とか思ってたなと思い出したりしていました。(2023版観劇だったのでジャニーズjr表記がなかった)(ので普通にミュージカル界の人だと思ってた)(でもジャニーズJr.の林翔太=they武道宇宙sixかそのあたり、くらいの認識もあった)

 

 博多座でSHOCKを見てきて、はやしくんの歌とか(SHOCKでソロパートないからSHOCKではわかりません)、作り上げてきた役柄が好きなんだけど、それと同じくダンスが好きなんだな〜と思い出して。特にhigherで床を撫でる振り付けの両腕をピンとのばしてるところとか、夜の海での去り際の指先の残し方とか、好きなんだよなあ……………と急激にロスに襲われ、福岡空港スマホを眺めてたらクラブセブンでなんかガチ踊りしてるっぽい舞台写真が回ってきて、機内でSHOCKの感想書きつつ考え続けて、羽田空港到着して空港出る前に速攻チケット取った。

 

というわけでこんにちは、シアター1010さん。初めましてクラブセブン。f:id:tomoshb1:20240924234632j:image

2024/9/23 Bver.のプレビュー公演でした

 クラブセブンは、終わった後に私たちは3時間半何を見ていたんだ??となりそして謎の達成感で満たされなんか1年分笑った気がした舞台、歌が上手い大人たちの盛大なおふざけエンタテイメントショーだったよ。これを文章で感想残すの難しい〜wwwwと思いつつ,要素がてんこ盛りでどこかに書いてないといつものごとく忘れちゃうので書いていくよ.

 

1幕

 なんかかっこいい曲を歌いながらかっこいい衣装着て数曲歌って踊ってくれた後に突然始まる「アンディージョーンズ」そう,これは寸劇(コント)

 

・アンディージョーンズ(コメディ)

 財宝を求めてピラミッドに潜入した経営不振のスナックのママ(大山さん)とその従業員の女の子二人(はやしくん,じゃるさん)はやしくんの役名は「激辛大好きパラペーニョラブ美」…みたいな感じの名前.嘘ついたら罰ゲームの小部屋に入ってしまい,ツタンカーメンスフィンクス()からハリセンの刑を受けるはやしくん「事務所とか関係ないから!!」って言われてて爆笑した.はやしくん「頭えぐれてない?!」

 そしてじゃるさんが布パッチンの刑に召された時,床に落ちたパッチンをくるっと拾って即座に上手袖に投げるはやしくんは仕事出来.なおその頃じゃるさんはカツラが取れて魔法が消えかかっちゃうんですが………キラキラスパンコールドレスのはやしくん,線がほっそほそのほそだった.細い

 

・ミッション・インポータント(コメディ)

 話のあらすじは殺人ウイルスを奪ったテロ組織と秘密結社の対決なんだけど,はやしくんはテロ組織が殺人ウイルスの培養を持ちかけた製薬会社の専務ポジションで,話の筋には関係ないから出番は一瞬なんだけどこれ最高すぎた.他キャストの皆さんと比べると圧倒的童顔,体つきは細いし,小柄(SHOCKでは小柄ではなかった)()でいいとこの坊ちゃん感.隣にゴツいボディーガード(大山さん)を従えてるのもあって「社長は慎重すぎるんでね」という発言からもめちゃくちゃこれハリーオズボーンすぎて最高だった.はやしくんって顔がピュアだから,こういう悪役見てるとドキドキしちゃう……

 

風に立つライオン(シリアス)

 大山さんの歌に乗せたはやしくんと留依さんメインのノンバーバル寸劇.はやしくんと留依さんはどちらも医者で恋仲で,でも夢を追いかけて国境なき◯◯団としてケニアに行きたいはやしくんと実家の島の診療所を継ぐ留依さんはここで別れてしまう.別れ方がそんなものだったので恨まれていると思ってたけど手紙をもらって,それを心の支えに3年間ずっとアフリカで医療に従事するはやしくん.大山さんのマジで上手い歌を聴きながら,医者として頑張ってるはやしくんが見れます.幸せか??

 茶髪でサラサラヘアな医者のはやしくん,めちゃくちゃ顔がかわいい上にキビキビと働いてて,戦場から大怪我をして運ばれてきた兵士(じゃるさん)を救おうと肩を支えてベットに横たわらせたあと聴診して聴診器を肩に掛けて処置を始めて,でも状態は悪いままで必死で心マまで行ったけど救えず打ちひしがれるはやしくん.兵士たちと仲良くなってアフリカの空の下クリスマスをサンタコスで祝う医者のはやしくん.今日もいつものように救命バックを手に取り怪我をしている人たちを助けようとしていたらテロ組織に見つかってしまう.君たちの敵ではない!と言われるままバッグを渡し,それでも伝わらず降伏の姿勢を見せようと両手を上げるも,スタンガンで撃たれて亡くなってしまう…………….切ない……….それはそれとして医者のはやしくん素敵すぎた.優しいし,でも真面目でテキパキと仕事ができて,国境なき◯◯団を志願するくらいにはやる気に満ち溢れていて,優しくて………….こんなの好きになるしかないじゃん………….

 

・世にも不思議な物語 運命(今日からアタイは!)(コメディ)

 北翔海莉さんメインのコメディで,蘭子(北翔さん)が結婚相手を変えるため高校の同窓会に時間を巻き戻して現旦那の冴えない厚揚げオタクを振ってヤンキーに告るという話で,メチャクチャヤンキーたちが幅を聞かせてる話なので,これはやしくんヤンキーに馴染めるのか?どういう役柄で出てくるのか??と心配になったら,なんと「出来杉くん系元生徒会長」で出てきて爆笑した.他キャストの皆さん身長がすごいので相対的にはやしくんは小柄に見えるのもあって,ほんと出来杉くん系元生徒会はヒョロそうでかわいい笑 

 そんな元生徒会長は今回同窓会の手伝いをしてくれた元生徒会書記のお上品な女の子(留依さん)が気になってて夕ご飯に誘おうとするけれども元書記は実はヤンキーが好きでやんわりと断られてしまう……

 話は進んで蘭子ヤンキーに告り,それを遮って現旦那の冴えない厚揚げオタクが蘭子に告り,それに乗っかって元書記がヤンキーに告り,慌ててはやしくんも「僕は元生徒会書記さん(役名忘れた)が好きでs」「うるせえ黙ってろ!!」「うっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」元書記にブチ切れられ泣き叫びながら敗走し袖にはけてくはやしくんwww 

 そしてここから紆余曲折あって再度蘭子が時を巻き戻したことによりさっきの告白連鎖までみんな逆再生モーションをすることになり……つまり………………舞台の袖からはやしくんが高速後ろ走りで戻ってくるwwwwwwwwこれ腹が捩れるほど笑ったwwwwwww

 このシーンになる前もずっと生徒会長はやしくんは元生徒会書記のこと気にしてて,目の前で告白大合戦が始まった時とかオロオロ顔に動揺が走ってて,最終的に行くしかない…!て手元のグラスを一気に飲み干して頑張って告ったら逆ギレの勢いで振られて泣いちゃうのかわいい………   あと冒頭のご歓談の時間で話し相手が全くいなくて孤独にしてる厚揚げオタクに話しかけに言ってるのは流石の生徒会長だった

 

・監督シリーズ ブランシャール家の殺人(もはやミニコーナー?)

 ミニミニミュージカルで王様の財産を横領した正妻の子供たち4人と妾の子供たち3人(?)の話でちょっと話の全容が掴めないままになっちゃったんだけど,とにかくなんか突然すごくミュージカルっぽい曲とミュージカルっぽい歌詞でテンション上がったし,何より吉野さんが相変わらず貴族の格好が正装かってくらい似合っててウケた.

 はやしくんは4男坊でおかっぱでかわいい感じなんだけど不動産の横領をしているらしい.やり手じゃん.この歌,全員にソロパートがあって,もちろんはやしくんにもソロパートがある.うまかった.いつかガチモンのミュージカルも見に行きたい.

 で,この舞台設定が使われるのも一瞬で,ワークショップをやろうということになり,ワークショップ…つまり一発芸大会に笑 はやしくんは一回はちょっと滑り「あれなんかうまくいかなかったな笑」って可愛かったし,2回目はカメラさんに腕のズームお願いしますって頼んだあと伯方の塩のリズムで「は・が・た・の・あ・と!」って自分の腕思いっきり噛んで,東山さんとかに「ガッツリ跡あるよ〜」って言われるくらいガチで腕を噛んでいて,全力少年…………ってなった.このコーナーはもうみんな役とか関係なく素なので,他の人の一発芸を視線だけで見てちょっと苦笑い気味だったり,耐えきれずに笑っちゃってたり色々垣間見えるものがあった笑

 

 そしてそんな一発芸大会も幕を下ろし,最後に数曲やるんだけど,その中でもなんかかっこいいダンスナンバーがあって,それも帽子を被るもんだからソリタリの亡霊復活した.

 

2幕

 二幕の恒例は「ヒット曲50音順メドレー」らしい,全95曲で時間と曲数の都合でマッシュアップがすごいすごい.

それもただのメドレーというより,コント+メドレーというか,曲の使い方は例えるならムーラン・ルージュです(違う)まあ寸劇?コントおりまぜながら歌ってくよ〜の前にちょっとキャストから一言ずつタイム.という名前の「プレビュー千秋楽を迎えての今の気持ちを顔で表現」という一発芸タイム笑

 初参加の林翔太!と呼び込まれる林くん,今の気持ちは?の顔で寄り目+口を窄めてひょっとこ顔.玉野さんから「普段すごい真面目なのに,やる時やるよね」的なことをかけられたはやしくん

「やりますよ.できる男なんで」(ドヤッ)がめためたにかわいい

 

 というわけで始まるヒット曲50音順メドレー,冒頭は黒縁丸眼鏡に学ラン服でちょっと恋愛ものみたいな感じ.なお1曲目が恋のダイヤルで脳裏にどうしても女装…?する堂本たちが過ぎるKinKi担の性.そしてまたしても振られる感じの林くんが膝をつきながら「愛はいらないッ!知らない!孤独でいたいッ!消えたい"ッ"!!」って叫びながらツキヨミを歌ってて命が助かった.

 

 その後も何曲か歌った後に一旦ハケてコントとコントの隙間の真面目ゾーンみたいな顔で普通に爽やかに,爽やかな白いジャケットを着てド正面からミセスのケセラケセラを歌って歩いてくるはやしくん.ここ照明も爽やかな黄緑と黄色で一瞬シアタークリエの単独公演かな????と思ってしまった.まじアイドル.普通にアイドル.

 

 何の曲か忘れたけど肩からトイピアノを掛けて出てくるはやしくんもいた.お辞儀のコードを盛大に間違えじゃるさんをずっこけさせていた.あと「ちゅ,多様性」は歌わないけど踊るの良すぎた.かわいい…

 あと俺のミルクで牛乳瓶のコスプレで出てくるはやしくん.吉野さん(雌牛)に「ショウタはここからね,ピュー」と吉野さんの左下乳首を指定され小声で「ピュー」と呟くはやしくん可愛かった……

 

 アイドル林翔太爆裂タイムなザ・ベストテンパロ,出番はNiziUのStep and Step(女装)と嵐のカイトとOne Loveと新しい学校のリーダーズのTokyo CallingとToryanse.NiziUの挨拶ずっとできないしょうたちゃんかわいいね….そしてサビでセンターになってサビの第一声がパートなのありがとうございます.

 嵐の部分は舞台写真に出ててアイドルじゃんー!!ってなったやつ.本当にアイドルでした.林翔太で嵐はやばい…とか思ってたらOne Loveで3人になって冒頭の「伝えたくて 伝わらなくて 時には素直になれずに 」を1フレーズ歌った後に右手をパッと上から横に伸ばす振りがなんかめちゃくちゃバックのソレみたいで,なんか既視感あって,急に涙出てきてしまった………し嵐の時だけやっぱり声色というか歌い方というか母音の繋げ方が,まあ何度も歌ってるからというのもありそうだけど,大野智の片鱗を感じて,尊先……………………………………人生…………………………

 新しい学校のリーダーズはもちろん女装,なんならツインテ.ガシガシ踊っててよかった

 

 あとはやしくんは舞台写真にのってる被り物をしてチューチュートレインをしてたり,ムジューダのコスプレをしたりしてて.どちらかというとボケとボケの爽やかな緩衝材で他のボケに潰される立場,もしくはかわいいコスプレ担当になってるんだけど,突然脈絡もなくひよこのコスプレで現れてきて,めちゃくちゃアタック強い歌い方で

ポン!ポン!スポポン!ポンスポンポン!

たまごポケットにっ 君が乗せるまで

このCMは! やめません アヒョーッ

と歌い出してマジで笑った.そしてその後にじゃるさん江頭2:50が挟まった後にすごく聞き覚えのあるイントロ……KinKi Kidsで「フラワー」

 もちろんノンストップメドレーなので突然のチキンラーメンのCMの歌から江頭2:50からフラワーまで息継ぎなしです?????いや〜〜〜〜〜〜〜〜はやしくんのフラワーめちゃくちゃ朗らかさが歌声に滲んでて包容力半端なくて好きだった………歌い終わりのじゃるさん「なんかアイドルになれた気がする!」はやしくん「アイドル舐めんなよ」wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 あと五右衛門になったりもするがなんか車から突き飛ばされてたりする.総じてかわいい.あとソーラン節を歌う時にひょっとこお面を頭につけてて普通に可愛かったのでそれで写真出しません???

 

 そしてなんか色々歌って色々踊ってWAになって,Seasons of loveを歌ってメドレー終了!!!!これ合計で何分やってたんだろう…楽しすぎて気づいたら「ん」になってたし,今はやしくんの覚えてる部分だけ書いてるけど,はやしくんが出てないけど死ぬほど面白い場面が死ぬほどあってずっと爆笑してた.

 ヒット曲50音順メドレーはずっと大人の高度な悪ふざけだけど,最後に1幕の最初のかっこいい衣装着てテーマ曲のリプライズで締めてくれます.終わりよければ全てよし!!

 

まとめ

 クラブセブン、ハイカロリーな舞台だった!!!!クリエで長年やっていた?らしく、時々クリエってこういう客席との心理的距離が近いショーがある気がしていてその系譜かな〜とは思っていたけれど、そういうものにしてはそして今年で21年目の長寿ショーにしては、いわゆる「内輪ノリ」がなくて玉野さんのエンターテイナーとしての手腕を感じた。

 そして北翔さんの存在感がすごくてブルドーザーみたいだな(褒め言葉)と思ってるんだけれど、今更ながらに今更北翔海莉さんってあの星組トップスターだった北翔海莉さん?!礼真琴さんの一個前の紅ゆずるさんの一個前のトップスターの北翔海莉さん…?!?!

 寸劇は寸劇なので単位時間あたりの情報量が凄いけど、笑える話ばっかりで、久しぶりにこんなに笑う作品見たなあとなった。今年はSHOCK漬けみたいになってて、SHOCK観てる時って私は結構頭使ってるので、久しぶりに肩の力抜いてケラケラ笑いながら楽しく観劇してました。

 

 

 久しぶり(1ヶ月ぶり)に見るはやしくんは相変わらずダンスの沈み込む動作が人一倍深くてシルエットだけで判別尽くし,顔小さくて遠くの席からだと肉眼で見えないし,ハット被ったら顔見えなくなるし,他のバックグラウンドを持つ方と一緒にガチ目に踊るとやはり踊り方の所作から事務所らしさが滲んでて,ああはやしくんって事務所の人なんだなあとしみじみとした.

 あとSHOCKで聞けなかった歌,ミュージカルっぽい歌と,ポップスっぽい歌と,あと一瞬少年倶楽部が始まってまさかのものが見れたし,時々見え隠れする素も合わせてめちゃくちゃハッピーな気持ちになれて幸せだったのでもう一回くらい行きたいです.10月に休日をくれ.頑張って調整します.

Endless SHOCK 2024 大阪公演-第1幕 感想

梅芸SHOCKの1幕で1番好きなところは、ユウマよりもコウイチの方が先に孤立した、と絶対に分かるところで、「敵対心を燃やすライバルのセリフ」と「でもユウマよりコウイチの方が先にカンパニーから孤立した」のバランスが本当に上手く取れていてすごかった!

台詞的にライバルが孤立していってるな…と思わせてしまうものが1幕前半に伏線のように散りばめられているんだけれども、この部分の演じ方を2024年の中山優馬さんがやるとこんなにも自然になるんだ…という感動。そしてそれを周りのカンパニーメンバー(ハラ、ショウタ、タカダ、リュウタ…)が自然に受け流すことでより自然になるんだ…という感動。

そして8/3からユウマの軸は変わらずに、よりカンパニーとユウマとコウイチの溝を深めていったのはハラやショウタたちでした……。

 

私は演技の深化という言葉が大好きなんだけれども、連日演じていく中でよりドラマティックに見せる言い回しを演者が見つけてそれを上乗せしていく。その上で毎日その場で演者自身が役を生きていく。変えた演技に呼応して他の人の演技も変化していく。

こんな厚みのある芝居をSHOCKで観れるとは思ってなかったし、何十回も観たシーンなのに毎回ドキドキしながら演技シーンを見ていた。そしてショーシーンの間に早く次の演技シーンを!、演技シーンの配分が足りない!と思うくらいには演技に魅せられたSHOCKだった。

 


大阪公演を私が初めて見たのが8/3で、当時ちょっと忙しくてインターネッツから離れていたため誰がどの配役をやるのか知らずに行った。その時もう既に何度か見てる友達から、高田くんの昇格に泣く、とか林翔太さんのフッキング早すぎてすごい、とかなんか梅芸すごいよ〜!みたいな話をされて(あと他なに話したっけ)ホクホクしながら行ったんだけど

 

本当にそこには私が大好きな舞台が待っていた


初見時、思ったのは

公園シーンのユウマの表情とセリフの乖離と、move onのクオリティがめちゃくちゃ高いこと、それによりsolitaryが薄寒く思えてくること、あと幕間の喧嘩シーンの「ああすればよくなる こうすれば良くなるって」あたりの演じ方が印象的だった。

 

 


公園

2024帝劇から演出変更が入りよりウエストサイドっぽくなった公園シーン。catch me if you canを彷彿とさせる衣装があったり名作ミュがカオスに入り乱れる公園シーン。そこで目を引いたのはコウイチがcontinueを歌い出した時に顔面が凍ってくユウマの表情でした。

コウイチが鼻歌を歌い出したのに誰よりも早く振り向き(またなんか歌ってるよ笑)みたいに1人苦笑いするユウマ。しかしその後リカが「そのメロディー素敵!」と言い出し歌詞付きで歌う姿を見て、笑顔が消えて嫉妬と諦めがないまぜになった表情でコウイチを見つめるユウマ…。その後ぎこちない笑みを浮かべてダンスに戻っていくユウマ……。

これを8/3に見てから私の梅芸SHOCKが始まった。これを見てしまってから"ガチ"で見始めた。

ここはリカのセリフの直後から表情が変わる日もあれば、歌詞付きで歌い出してから表情が変わる日もあってその日その時の感情で演技してくれててありがとう〜中山優馬さん。こうやってユウマは「コウイチの凄さは俺が1番分かってるよ!」と言うくらい人一倍コウイチとの距離を感じていくんだなあ……。

そして8/17からここにハラが「いいね!」と言葉を挟むようになって、コウイチの背中を追いかけるカンパニーとユウマとの対比がより顕著になってて最高だった。あとこの時ショウタは目をキラキラさせてコウイチを見ていて、うわ〜!才能に灼かれてる!!!最高!!!ってなる


ちょっと話は戻るんだけどオープニングから公園までのシーンも一つずつ書き残したい


オープニング

いつもコウイチを見て〜カンパニーを見て〜オーナーとリカを見て〜というふうに自分の中でいつもの流れがなんとなくできてしまっていたこのシーン。8/3は地方公演はアイリス幕がないんだよな〜仕方がない…。とか思ってたくらいんだったんだけど、2回目の観劇8/12で自分的にちょっと事件(?)が起きた

それは光一さんが挨拶して一節歌った後に階段上に去っていった後のことなんだけど、突然目の前にめちゃくちゃキラッキラ笑顔の林翔太さんが飛び込んきた!!!!

え??やばくない?林翔太さんやばくない??まあ手足が細長くて(多分そこまで筋肉質ではない)ダンスが綺麗に伸びる(最高)ことはさておき、なんかすっごく楽しそうに楽しそうに踊ってて……踊ってて………。この部分でこんなに楽しそうに踊っている人を初めて見たかもしれない。楽しそうに踊っているのはショウタなのか林翔太さんなのか分からないしもしかしたらその両方なのかもしれないけれども、オープニングという1番希望に溢れているシーンでその希望を増幅させるかのような笑顔を出していた林翔太さんに自然と目が吸い寄せられてからずっと林翔太さんを追うようになってしまった………。


屋上

コウイチにネックレスを渡すリカをみてユウマが指輪の入った箱を落とすのは8/12からだったか……。この部分、ユウマのちょっとアホかわ弟分感が出てません?かわいいね。

それを目撃したタカダさんが「あーっ!」って指差した腕を下ろさせるショウタ。ハラの「それは今でも変わってないけどなあ!」が8/18だけ「それは今でも変わってないけどな笑」って軽度の煽りから優しい微笑みに変化してて…ハ……ハラ〜〜!

そしてone day終わりに明日は何時にする?の下の中でショウタに対して(さっきはありがとな助かったぜ笑)って話しかけるコウイチ。お!お!お前!!お前ー!!!リカの好意に気付いていながら!!!もう今回のコウリカって一回付き合ったけどカンパニーのために別れたまである感じあるよね…(遠い目)


んで話は公園シーンに再び戻るんだけど

乱闘シーン後に「帰ってきたダッセェ指輪笑」に「よかったーー!」って返すユウマ、それに対して「ごめんな笑」っていうコウイチ。こんなやり取り初めてじゃない?やっぱりユウマって愛され弟キャラなんだ…。


とまあそんな中ハラのマジで上手い「俺たち〜のカンパニー〜♪」を聴きながらまもなくメジャーデビュー!って喜ぶコウイチカンパニーたち。ここで笑顔で新聞を読みながら歌って踊る原嘉孝さん LOVE

こんなに俺たちのショーが絶賛されるなんてことないよな!もしかしたら大劇場からお呼びがかかっちゃうかも〜!からの「実はあなた達のショーをインペリアルガーデンシアターでやらないかって」と大劇場の知らせを受けるカンパニーたち。

梅芸カンパニーはとにかくうるさくて(賑やかで)、ここのイェーイ!!!がマジでうるさく8/3はリカちゃんの「やっと私たちの夢が叶うのね!」が掻き消えていて笑ってしまった。8/12には改善されていてより笑っちゃった。だからその後の「これもコウイチのおかげね!」も言い方が自然なのもあってユウマ以外のカンパニーと同じようにうんうん!って流されちゃう

 


とまあサラッと書けるくらい、この間に挟まる「それとも?ライバルが増えちゃうのが怖いんですかぁ?」「ちげえよ!これは俺にとって…いや、俺たちにとってチャンスなんだよ なぁ!」がスムーズだった。

俺にとって、と言う言葉が漏れちゃった感じで俺にとってもだけど俺たちにとってもチャンスだよな!と言い直す感じ。なんか上手く言えないけど、言い回しとかこの間の空白とかがソフトだし、「俺たちにとって」を他のカンパニーに言い聞かせるように言ってたのが凄く2番手っぽくてよかった。

そして何より、このソフトな言い方によって今までこのセリフをライバルとカンパニーとの溝の「きっかけ」として捉えていたのを、「予兆」と捉えるようになったのに自分でもびっくりした。それを補うかのようにハラの表情も俺にとって、を聞いた瞬間はお?とちょっと気にかける表情をするけど次の俺たちにとって、を聞くとその表情は消えて、そうだよな!とユウマに同調する。カンパニーの誰もがまだ気付いてなく自然に流す演技をしていてよかった。ディティールを分かりやすくやってくれる原嘉孝さんです。

 

みんなの母というよりリカの母でありみんなの姉御みたいな歌穂オーナー!コウイチがオンに行くのがみんなのためになるならば…と渋々言うのを聞いた時の表情をみて、脳裏に屋上で聞いた「大きいとか小さいとかじゃなくて、どんなことでもやってみたい!そう思うんです!」といきいきと話すコウイチの姿を思い出してるんだろうな〜と思っちゃって心の中でさめざめと泣いた。でもオーナーはキッパリと「わかったわ」と応援するしかない。オーナー〜〜…………。


MOVE ONとSOLITARY

ねえ梅芸のMOVE ON観ました??正直今まで見た中で1番心を突き動かされたMOVE ONだった。

あんなやついなくたって充分!とか言ってたのに「ケンジ!!」って呼び込むユウマ、めちゃくちゃ熱い男絶対いい奴ー!ユウマという役としてMOVE ONの芝居歌じゃない部分も歌ってくれる中山優馬さん、フレーズの合間合間に掛け声なども入れて俺がこのステージをみんなを引っ張っていくぞ!というユウマの気持ちが溢れていたし、タカダ含めてカンパニーのみんなもそのステージを良いものにしようと個々人の熱量の高さを感じてみんな楽しそうでいいね!ってなる。空と海が逆さまで♪でとぼけたピエロみたいな顔してるユウマ〜

それなのに芝居歌部分では頭を抱えて動揺して表情でコウイチとの差を歌うユウマの姿にはギャップでくるものがありました……。そんな思いを持ちながらも自分のステージをやり遂げるユウマの姿は頼もしかったし、仲間もみんな出し切った表情をしていて「みんなで作る」見応えのあるステージングだった。

その一方でのSOLITARY…………。わかった気がする ソリタリは孤独…の意味……。みんなで作る楽しげなMOVE ONが盛り上がれば盛り上がるほど、没個性的なソリタリが寒く恐ろしく感じてきて、これが……これが孤独なのか……!!

 

ユウマがでとちりしてリュウセイが「ユウマくんは?!」あたり、私にしてはめちゃくちゃ珍しくガチ前列でここを見させてもらった時に、再度照明ついて歌い出すまでの間にショウタは目を瞑って再集中、ハラは目に動揺が隠せてないけどスポットライトが戻る瞬間に目を伏せて真剣な目つきに戻ってるのを見て、2人の表情にもだしここまでやってる細かい演技にも感動して泣きそうになった。

 

バックステージ

梅芸SHOCKのバックステージはすごい すごいぞ 全部書いたらキリがない でも書きたい 書きます

「そういやさっきユウマのやつ上手から出てきたけど」「セットが袖を塞いじゃってて出られなかったみたい まあ怪我もないし大丈夫じゃない?」「あぁ…また荒れなきゃいいけどな」のやり取り、回を増すごとにハラの言い方が軽快になっていくのが後の喧嘩シーンとコントラストが出るようになっててよかった。むしろコウイチの一言に「あぁ」とショウタの方が舌打ちして返していて、ショウタの方がちょっとイラついてて良〜!

そうこうしてたらタカダが「ちょっとコウイチ!なんとかしてくれよ!」って駆けつけてくるんだけど、このタカダの言い方が困ってるというよりユウマが手に負えなくてコウイチに助けを求めてる感じかしてちょっと新鮮。フラットなカンパニーな分、頼るとなるとコウイチしか選択肢がなさそうな梅芸カンパニー。


下手で差し入れだ〜!ってわちゃわちゃしてる中上手から飛び込んできたユウマ・リカ・タカダの喧嘩の完成度高すぎじゃない??この3人の台詞の言い方が自然すぎてガチ喧嘩だしヒートアップしてるユウマを諌めようとしてる2人が若干負けてる…みたいな勢いがあって、喧嘩の圧が強すぎて正直誰も口を挟めないレベル。ショウタも諌めようとするけどちょっと入りづらくて、口を挟めたのは結局コウイチだけでした……(最悪)


「いい加減にしろ〜」「そうじゃねえだろ!決められたことをきちっとやるのがプロじゃねえのかよ!」「やめなさいよ、コウイチだって色々あっても何も言わないじゃない」「言わないことがいいことなのかよ?!何かあってからじゃ遅いんだよ!だから俺が代表して喝入れてやってんだろうが!」あたり、凄くユウマが正論のようにも聞こえたのは、ユウマの言い方に多少の落ち着きがあったからなのかな。だからこそこの段階では他のみんなも2人のどちらも非難しないし。

特に序盤の8/3とかは出番潰しも直近の出来事に対して直接的に怒っているというより一般論を述べていて、じゃあどう対応したかという話も結構理路整然と述べていて、カンパニー全体のことを考えていっている感じ。ユウマもユウマなりの正論をぶつけていたところもあった。ここの落ち着きとヒステリックさのバランスも回ごとに違っていて、1番好きだったのは8/12。ユウマなりの正論も言ってるけれど、それと同じくらい「お前が俺の見せ場を奪ったんだろ!」に対して焦り(怒りじゃない)が滲んでいて、新しいライバル像だった。


それに対してのコウイチがどう対応した?ミスやトラブルはつきもの、「全員が客に気付かれずにフォローした、お前以外はな。」って言う。

この時のみんなの表情がすごい。ユウマは目を見開きさっきまでの熱がどこかへ吹き飛んで捨てられた表情になる。ハラは、は?言いすぎだろ?とコウイチに非難の目線を向ける。一歩離れて諌める立場を保ってたショウタも、え?と表情は変わらないが目の色を変えてコウイチを見る。

ここ!ここ!ここがカンパニーと、ユウマと、コウイチの間の溝ができるきっかけだった。前々から予兆はあったけれどここが明確なきっかけになってた。ユウマが切り捨てられたと思った以外に、他のメンバーからコウイチへの信頼に影が差したのがこの瞬間。カンパニーから先に孤立したのはユウマではなくコウイチだったんだ…………。


「じゃあいうけどさあ?誰のせいでみんながミスするようになったと思う?お前のせいだろ!ああすれば良くなる(タツル、リュウセイ、リュウタ、ハラに向かって)こうすれば良くなる(タカダ、ショウタ、リカに向かって)、毎日毎日変更しやがって みんなお前についていけなくなってんだよ!」で捲し立てるんじゃなくてカンパニーに言い張るライバル、初めて見たかもしれない?!

梅芸の芝居パートの特徴の一つがここにあって、優馬くんとかが凄く周りのセリフがない人たちも巻き込むような芝居をしている気がしません?だから周りのリアクションによってより芝居に厚みが出てくる。

8/17からこの辺り、ハラの表情に注目しちゃったんだけどユウマが「お前のせいだろ!」って言った時にう〜わあいつマジで言葉にしちゃったよ、みたいなちょっと引いてる顔してるのが奥深かった。ユウマとハラとリュウタって仲良いから(妄想)所々この1年間コウイチに思うところあるのを聞いてたりしたんじゃないか(妄想)とか思っちゃう。

8/3の時点ではこの「ああすれば良くなる こうすれば良くなるって」の部分を割とみんなが黙って聞いていた記憶があって、みんなもユウマの気持ちに若干同調してるんじゃないか?とコウイチとの溝が深まる芝居だったけれど、8/12に見た時は流石にユウマのこの部分に対しては主にタカダとハラが「おいユウマ!」などと諌めていてユウマもカンパニーから浮き出しているように感じ取れた。これが2幕の「俺が焦れば焦るほどみんなも俺から離れていった」に通じるのかな〜上手い〜〜っ!!

 

そしてこの後、この後ですよ

「もういい お前はもうステージに立つな」という絶対的な決別の一言に対して、初めて表情が変わるほどの動揺を見せるショウタ、そして顔がガチでキレ始めるハラ…………。

「いい機会だから言わせてもらう 俺はもう次のショーを考えている」「まだ開けて半年しか経ってないのに…?」

右腕たるショウタのセリフが、コウイチ!差し入れ♪からここまで開いてるの、つまり初めてここで右腕も口を挟んでくるのがコウイチ担として(?)今まで苦しかったんですけれど、ショウタは異を唱えるのではなくて出来るだけ穏やかに努めるような声を出してて……顔にも出来るだけ笑みを貼り付けて……ショウタ…出来るだけコウイチについていってあげたかったんだな…………。

タカダは嘘だろ困る…と奥を向いて片手で頭を抱えてしまうしみんなもうついていけなくなってません?

そしてこの時のハラの表情を見てほしい。あの、ガチでキレてる

ガ チ で キ レ て る

ずっとずっとハラはこの喧嘩が始まった時からイライラしてるけど、この瞬間に1番イライラのピークが来ていた気がする。は?マジ意味わかんねえ、やってらんねえよ、という顔をしてる。原嘉孝さんありがとう…。

 

んでね、これは8/17夜のことなんですけど、その後コウイチが俺抜きでショーをやればいいしお前の立ち位置もユウマがやればいいだろ!ってガチギレする中で、ショウタが「コウイチ…!」って心配で声をかけるんだけど、ユウマまっしぐらなコウイチに見向きもされなくて………されなくて…………切なすぎて泣いていいですか。なんでずっと自分を慕ってくれてるショウタのことも無視するんだよお……コウイチ……仲間を大切にしろよぉ……


この後のハラの「そうだよな やっぱり俺たちには早すぎたんだ」というセリフ。

今まではコウイチや後リュウセイを肯定するような、いわゆる大劇場派vsオーナーの劇場派の後者に身を投じるセリフかなと思ってたんですが、さっきの喧嘩シーンでユウマにイライラしコウイチにはもっとイライラしまくってるハラを見た後に、このセリフを憎々しげに若干バカにするような言い方をするハラを見ながら聞くと、これが咄嗟に出た嫌味のように聞こえた不思議。初めての感覚。コウイチに対してもユウマに対しても嫌味に聞こえてきて、ハラ〜!お前も落ち着け!ってなる。

後のシーンになるけど、刀の確認や実際の刀の受け渡しに口ごたえする様子もあるし、嫌味でもおかしくなかったんだな


5分前のブザーが鳴り、コウイチが2幕の準備を促す。この時のショウタ見ました?!

カンパニーがどんどんバラバラになっていく、どうにか諌めようと口を挟もうとするけど口が開くだけで言葉は出ないままでいたショウタ。5分前のブザーが鳴った瞬間不安で泣きそうな顔になりながら天を見上げてため息をつく。静まり返って沈黙が流れるカンパニーを見渡して「…よし みんなスタンバイしよう」と言う。

ここの言い方、8/12まではよし!みんな気分切り替えて頑張ろう!とみんなを優しく元気付ける言い方だったのに、8/17に見た時は一気に重苦しくなってて…………うわ〜!林翔太さんぱない。半端ない。

それも周りをきょろきょろ見渡して、誰も動こうとしないから自分がなんとかしなきゃと自分もすぐ声出せる状態じゃないけど頑張って搾り出した「…よし みんなスタンバイしよう」で、ショウタ自身の動揺も出ちゃっててもう最悪(最高) ショウタは優しくて繊細な右腕だったけれども、その繊細さを1番感じ取ったのがここでした…。ありがとうこんな素敵な芝居をしてくれて。

ハラに「刀の確認しとけ」も同様に弱々しくなっていて、ハラの苛立ちを含んだ「わかったよ」の返答と相まって、よりカンパニーがバラバラになっているのを感じた。ほんと最悪(最高)

 

ジャパネスク

あ〜始まっちゃうよ、コウイチが今日も階段を落ちてしまう〜〜〜〜…………ところであーちゃんの日舞本当に綺麗。さすが宝塚。バレエが土台の人がやる日舞日舞ちゃんとやった人の日舞は違うって友達が言ってたんすけど、それを聞いてからますますあーちゃんの日舞が美しすぎて脳裏が美の一言で埋め尽くされてた。

コウイチが階段を登っていくところのリュウセイとタツルが「お前先行けよ!」「お前がいけ!」とかいうガチモブ会話しててよかった。帝劇と比べてこの2人のお芝居がカンパニーにより馴染むようになった気がする。11月まで駆け抜けてください……。


ユウマが刀をすっ飛ばし、あれっ…どうしよう…とオロオロしてコウイチを見つめる。コウイチもどうしよう…と動揺していて、袖から走り出てきたハラの「コウイチ!」という掛け声にも気付かず2回目で振り返る。

ハラがコウイチに刀を渡して、去ろうとした時に「おい!ハラ!ハラ!!」と呼び止められて「なんだよ?(小声)」と口ごえたえする。

ここで「なんだよ?」っていう刀役、記憶になくて本当にびっくりした。それも結構不満げに言うもんだから最初幻聴かと思いましたマジで。

でも考えてみればハラはステージの妨げになりそうなさっきの喧嘩中超絶イライラしてたし、自分がこうやって予備の刀を差し出すのもいわゆるトラブルだから、さっと仕事を片して消えるのが1番ショーの迷惑にならないと考えてるので(なんで呼び止めるんだよ)と思ってるのかもしれない。だってハラはもう自分の仕事を終えたと思ってるし。予備の刀(模造刀)を渡し終えたと思ってるし。でもコウイチに渡されたのは本物の刀だったんです。

もう本当に最悪すぎる光景を見てる気持ちになる。仕掛けたのユウマだけど、ユウマ以外の人も全員気持ちがバラッバラですれ違いばっかり。苦しい。苦しいよ見てて…。


渡された刀が本物の刀と気づいたコウイチがじゃあどうしようかとユウマを見上げたらニヤニヤ勝ち誇った顔をしていて。う、うわ〜〜〜〜!!もうこの時のコウイチの心情たるや。心中お察しいたします…。現実としては10秒程度のことだと思うけど、一度あのニヤニヤしている状態が永遠のように感じられて八方塞がり手詰まりで、ユウマじゃないけど観てて全部嫌になった。

いつもコウイチは真剣問題の犯人がユウマなのか知ってるのか知ってないか問題が私の中で起きてるんだけど、今回ばかりは確実にコウイチは知ってた。あの顔されたらお察ししてブチ切れてやけになって本物の刀をそのままユウマの前にブッ刺して挑発したくなりますよね。やれよ。続けてみろよ?やれるもんならやってみろよ!!ってね。

そこでコウイチの気迫に怯えながら刀を手に取ってショーを続けてしまうユウマ。ユウマの様子がおかしいことから事態が飲み込めないハラは混乱しながらも「ユウマ何やってんだよ!!!!」と叫ぶ。ずっと挑発し続ける狂気の塊コウイチ。そして気づいたらコウイチが切られて階段をコロコロコロコロ〜〜〜〜〜〜…………………。

もうめちゃくちゃすぎる。めちゃくちゃすぎるこのシーン。

階段から落ちたコウイチを右腕であるショウタが「コウイチ!!!!」と呼びかけるけど、足がすくんで目の前の出来事に現実味がなさすぎて呆然と、え笑と言う表情でその場から動けなくなり、バランスを失いかけ倒れそうになる肩を咄嗟に支えるタカダ。「ショウタ!ユウマ…?………コウイチィィィィィ!!!!」


振り返ってみると、コウイチ派なので頑張ってコウイチに寄り添おうとしてるショウタ、正直に生きているハラ、その間で足軽みたいなタカダの三者三様の感情に揉まれ揉まれまくった一幕だった。

みんながそれぞれの役を生きてその時その時の感情を吐露してくれるので、お芝居パートは目がたりません!もちろんショーパートはもっとたりない!!

特に一幕はカンパニーに亀裂が走れば走るほど私の心が辛くなるので、コウイチとユウマ、そしてまた違う感情を持つハラ、と三者三様の感情のすれ違いが階段シーンで起きてて観てて辛かった(最高)です。

あとタカダくんの「この死に損ないがぁぁぁあ!!」担としては役変わりによりそのセリフがなくなってしまったけれど、叫び声がうますぎる高田くんの「コウイチィィィィィ!!!!」が下がった幕の裏から聞こえてきて、マジでこの悲鳴で締まる〜〜〜〜!!!!

 


梅芸カンパニーってすごいね。2幕に続く!!

 

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梅芸SHOCK…………終わってしまった…………

つらい、つらい、つらすぎる こんなに喪失感に溢れた千穐楽翌日は初めてかもしれない 

梅芸カンパニー1人1人が好きで、好きなので………

でも1人1人が好きという以上に、そのみんなの呼応する演技が好きだから……

 

 

誤解を恐れずにいうと,自分にとって初めてと言っていいくらい「演技を見に行った」SHOCKでした

光一さんも千秋楽のカテコで新しいSHOCKって言ってたけれどまさにそれ,でもなんか懐かしい感じもする梅芸SHOCK

 

2020まで,いわゆるライバルがデビュー組になるまで私たちが見ていたSHOCKをもう一度見ているような,そんな不思議な感覚がした.

 

というか,普段私たちがどれだけふぉ〜ゆ〜をふぉ~ゆ~として見てしまっていたかを意識しちゃった感じあります.やっぱ役名が名前と直結してるものあって,コシオカとマツザキはイーブンだな,とか思っちゃうよねやっぱり

 

じゃあ梅芸はというと,ふぉゆがいない分コウイチが一歩抜きん出ているだけで,コウイチ以外のメンバーの関係がフラットに見えたこと。ユウマと他のカンパニーメンバーの関係性が見えたこと。そしてユウマよりも先にカンパニーから孤立したのがどう見てもコウイチなのが分かったことが、すごくSHOCKの話の筋道を立てていたと思う。

あとSHOCKって他の舞台よりもより台詞っぽいクサイセリフが度々出てくるんだけど、そういうところもちゃんと会話になっていた気がします。今まで見ていて、ここの言い方気になるな…という点が自然に喋られていてびっくりした。ユウマが知らない間にマンハッタンの光の渦に消えていってた………

 

「お前はステージに立つな」までの間にコウイチやカンパニーと対立しかねないセリフがいくつかあるけれども、それまでそこでライバルの心情を匂わせつつ、いかに孤立しないでコウイチに上のセリフを言わせるかが重要だったと思う。その点ユウマは上手かった。

 

公園シーンは言わずもがなで「お前は黙ってろよ」も言ってしまったけれどもブチギレじゃないし、「俺にとって いや俺たちにとってチャンスなんだよ」もいい直し方が大袈裟じゃないので音楽の止まり方が過剰に聞こえなくなった、、気がする……

 

ユウマが言う「決めたれたことを〜代表して〜」も割と正論だし「出番潰されて〜」も目先の出番潰しに対して怒ってあるのではなく一般論として語っている気がする。なんか目先の出番だけに固執するような感じじゃないんだよね今のユウマ。

 

「ああしようこうしよう〜」で落ち着いて説明するかのような口ぶりもあって、ユウマもまたカンパニー全体のことを考えて、コウイチを個人的に非難するために言いがかりをつけているというよりも正論を話しているように見えた。口調とかはちょっと荒い体育会系だけど、あそこは捲し立てるのではなくて、まあこのくらいヒートアップする時もあるよねって感じがある。

 

そこにピシャッと(焦っている)コウイチが「もういい〜」と度が過ぎた喧嘩をふっかけるので、明らかにコウイチの方が先に孤立しているんだな、とわかる

いやーーー近年コウイチはどんどん暴走機関車になってるけれど、ここまであからさまにコウイチの方が先に度をすぎた行いをした、と分かるのは初めて!!うわ!新鮮!!

ここ、「ああすればよくなる こうすれば良くなるって」のユウマの言い方自体は大きく変わらないけれど、そして「お前はステージに立つな」も大きく変わらないけれど、その間にいるショウタやハラやタカダの演技がどんどんユウマとコウイチの演技に色を付けていってて凄かった、のでここは後で詳しく書きます…

 

いきなり話は2幕に飛ぶけど、コウイチが死んだのを受け入れられないユウマが「リュウタ!リュウタ!!リュウタ!!!」って3連続でリュウタにだけ問いかけるの、これ8/3はやってなかった気がするし、逆に8/12からはずっとやっていると思うんだけれども、本当にこの演技がすき。

ここで連呼することによってユウマとリュウタって普通に仲がいいんだろうな〜って、舞台の上にはないカンパニーの日常に想いを馳せられます梅芸のEndless SHOCKは、、、

 

多分ユウマとハラとリュウタがバカやってうるさくしてて、ショウタはコウイチのことが好きで、タカダは下の子達との橋渡しもしてるけれどユウマともコウイチとも仲良くて……と言うかもしかしてカンパニーの中心ってタカダ???

 

もうここ最近のずっとサビなんだけど、ショウタって多分尊先がコウイチで、コウイチを追いかけ続けて右腕!やりたい!やらせて!って言って得たポジションな気がしてならない………。

自然と右腕に収まったとかじゃなくてショウタから頑張って勝ち得たポジション…。だから5分前のブザーが鳴ったときすごくオロオロしながら「よし…みんなスタンバイしよう…」って言うのが心にくる。

コウイチの右腕ではあるけど、頼り甲斐のあるサブリーダーではないショウタ。だからハラにも「わぁってるよ」って反抗的な態度取られるし。萌える。萌える。

 

カンパニーメンバーに対して舞台の外からくくる区分け、みたいなのがないから、凄く純粋に演技の中からユウマやショウタ、タカダ、ハラたちのそれぞれの関係性を受け取れた気がします。それができる環境であったし、そうさせる演技をしてくれていた。

 

私はEndless SHOCKってコウイチの話でもなくユウマの話でもなくカンパニーの話だと思っているので、毎回このカンパニーはどういう感情の持っていき方で最後の決断を下すんだろう?と楽しみにしているんだけれども、今回は実在するカンパニーのようにそれぞれに人間模様が読み取れて凄く芝居に厚みがあった!ありがとうございます

 

おかげで、今まで聴いていた台詞に新しい意味を感じ取れたり、やっと文の意味を頭で理解したし、今までで1番「Endless SHOCK」というか作品についてガッツリと演技の方面から向き合えたような気がする…。

おかげで感想はすごい量になったけど、、、

 

 

なんか、本当に、初めてSHOCKが分かった気がするんだよね、、、ようやく??

そして本当に毎度毎度芝居パートが楽しみでしょうがなかったり、芝居パートが体感秒すぎて泣いた。短すぎるSHOCKの芝居パート……。

 

やっぱりこう書くと、「カンパニーの関係値」が1番ブッ刺さってるのかも

ユウマ-リュウタ-ハラでつるんでそうで、ユウマ-タカダ-ハラ-ショウタ-リカあたりが大体同世代で、ちょっとコウイチがお兄ちゃんな感じ。そして弟分タツルとリュウセイ。上下関係がない分、一緒に育ってきた仲間感が強いカンパニーは近年稀なのかもしれない。

 

だから凄く和気藹々として見えるし、けれども頼れる兄的存在はいないので、崩れる時にガラッと崩れてしまう………。サブリーダーがいないSHOCKカンパニーってこんなにも脆いんですか?!という気づき

だからコウイチもより孤独に走りやすいんだろうな……

 

この梅芸カンパニーの関係値が1番自分にとってストーリーに入りやすかったのかもしれない。あとみんな演技うまい、、、

こういう人間関係がフラットなSHOCKが最近ではめちゃくちゃ珍しいので懐かしい気持ちになった+演技がうますぎて新鮮な気持ちで作品を楽しめた。これ、これが梅芸SHOCKでした。

 

また言っちゃうけど光一さんがカテコで

「25年の中でも新しいカンパニーというものがストーリーの中でも生まれたんじゃないかなと感じていて、凄く毎日緊張感のある感じでやらせていただいた

みんなの力で作品が新たに生まれ変わったという感覚もあって、一人一人がその役を生きてくれたし、幕が開くごとに刺激的な毎日で

今日もすごく共鳴しあってた感じを肌で感じられた、芝居でそれが感じられたっていうのがよかった

本当に楽しかったなあ…………どうする?eternalやろう??このメンバーでeternalをやらないと芝居的にみんな報われないんだよ!笑」って言っていて

芝居で共鳴しているのもそうだし、毎日芝居に緊張感があったのもそうだし、なによりもそれを光一さんが感じていてこうやって言葉にしくれて、あ〜この人のファンでよかったなあ………と思っちゃった 思っちゃうよね流石に

eternalやる??に爆裂に起きた拍手には髪の毛ちょっと弄りながら「まいったな〜笑」って言ってたけれども、冗談でも否定するのではなくて、きっと光一さん自身も梅芸SHOCK独特の芝居の良さ、というものを分かっているんだろうな、、という感じ

 

締めくくりの一言として、光一さんが

舞台はその一瞬一瞬で儚いものでそれがいいところで、その時しか共有できないものであるし、それはテレビにもないものです。

と言っていて、本当に、その言葉に梅芸SHOCKのいいところが凝縮されているような気がした。

 

本当にいい芝居を見せてもらいました、梅芸SHOCK。

その芝居のおかげでより作品の深いところまで理解できた気がしたし、より作品を好きになれた。2024年の梅芸SHOCKが見れて本当によかった。

ありがとう…ありがとう…梅芸カンパニーのみんな、ありがとう……

これから毎日私も頭の中でEndless SHOCKするね

 

ちゃんとした感想、、というかもう記録、、いや感想は後日ちゃんと書く………もう今までの反省を生かしてあとは1幕分を書くだけ!!

→ちゃんとした1幕感想書きましたEndless SHOCK 2024 大阪公演-第1幕 感想 - さよなら3月またきて4月

 

チャーリーとチョコレート工場の感想というかただのメモ(1幕)

※今回数年後に自分が読んだときに光景を思い出せるようにかく、という目的で書き出したらとんでもない文量になりました。

※セリフは普通に間違ってるので、ここ違うよ〜!とかあったら教えてもらえると助かります

※本当は感想と2幕のメモを書き出してから投稿したかったけど、これを書くのに3日かかってしまい埒があかないので……

overture

🔔<ゴンゴーン

🔔<ゴンゴーン

🎻テーーー🎻レーーー

ラファファレレファミ〜(ロゴに積もってた粉砂糖が落ちていく)

テッテッテー!(デッデッテー)テッテッテー(デッデッテー)テレレ〜レレレレレレ〜レ テーレレー テレレー(ドゥルルルルルルドゥン)テレレーレー てレーレー テレレ〜 テッテッテッテッテッテレレレ テッテッテッテッテッテッテレレ〜

SCENE1 工場の外

「誰にでき〜る〜」

階段セットの上から黒いベロアの服に身を包んだウォンカが出てくる(通称ブラックウォンカ)

「私の名はウィ-リーウォンカ、人呼んでキャンディマン!チョコレートを作っている。」から始まるそこそこ長尺の1人台詞。長尺の1人セリフってその人独特の台詞のリズムが如実に出るけど、光一さんって実は結構癖が強い方だよねと思うなどした。この癖の強さが後々生きていきます。

「キャンディマンがあいまぜた世界は甘く美味しい」でウェーブをしててよしえさんの空気を感じたし「誰にできる〜 虹の輪に🌈 吐息と夕陽で浸すレモンパイ」で階段の途中で左足を一段下に下げながらステッキで虹を描く時に虹色になる舞台 

「しかし、どんなショコラティエもいつかは苦くてまずいチョコレートを作るようになってしまう。その前に自分のスプーンを手放し、新しい誰かに譲り渡す必要がある」「私の代わりを見つける必要がある」「だがどこにいるんだ?いや、♪きっと見つける〜」ここまで笑顔で歌ってたのに

「私は再び街へ降りていかないといけない。街か……私はとてつもなく長い間世間から離れていた。いや、逃げていた。」でスン…となる表情

「今こそ、いく時なのかもな。グスグズしている暇はない!」でバサっとジャケットを脱いでクリーム色のシルクハット、そして一節後にコートとステッキを持って、帝劇だとセリ上がり、博多と大阪だと階段を登った裏手にあるキャンディショップの上に立ち、「welcome!」

 

初見時、ジョニデ映画うろ覚え記憶状態で行ったので(どのくらいうろ覚えかというと「チャーリー」を忘れていたくらい)この数秒の間にしか出てこないウォンカなのかキャンディマンなのか黒い衣装に身を包んだこの人、初見時一体何者なんだ??と思っていたけど、パンフレットのSCENE1 工場の外 の文字を見て色々納得した。ということは……。

SCENE2 キャンディショップ

梯子をつたっておりたものの街の人に店を買い荒らされるキャンディマン「あいつらは動物だ!」客に押し倒されるところをショップの柱から伺っていたチャーリーに目撃され話は動き出す。この時身を起こしながらなんかすごいデザインデザインしてる眼鏡を掛けていて、初見時あーー!!!!!!って叫び出しそうになった。あまりにも二次元。いや、生身の人間がやってるから二次元と三次元のいいとこ取りをしている。ありがとう。気狂い要素①

「お菓子屋さんなのにほんとにしらないんだね?教えてあげる!」から始まる【ウィリーウォンカに何があったの?】

「彼は今何をしているんだ?」上手に駆けてくチャーリーくん「背中に瘤ができた100歳のおじいちゃんになってると思うよ!」の後ろで腰の曲がったお爺ちゃん4連をしているダンサーさんたち

「それで?彼はどうなった?」「彼は死んだよ?」「はぁ?!」「社会的にはね」「それは死んだとは言わない!」のはあ?が好きだった。他の人の曲の中で返答したり他の人が歌ってる中箒でゴミを掃いてたりサブに徹してる光一さん、めちゃくちゃミュージカルしてる。

目の前で「従業員たちはスパイだった。レシピは盗まれ売られ、彼の夢は引き裂かれた」の部分、チャーリーを囲むように四方八方からアンサンブルさんの腕が伸びてきてて動きが凄かった。視覚的に奪われて夢が裂かれていってた。ここをキャンディマンがどういう表情で聞いていたのか、結局下手に座ることが一度もなかったので見れなかったんだけど、いつか見てみたいので再演よろしくお願いします。

「誰も彼の部屋をノックしなかったのかい?電話も?」の台詞回しが好き。語調も語彙もとても舞台みたいで結構好きな台詞。チャーリーくんはこのセリフに対して返答をくれませんが。

「10年が過ぎて彼も生い先短いでしょう けれどお店を出したなんで嬉しくて!脳が爆発!」で抱きつくチャーリーくん。チョウシくんはギュって挟み込むように抱きつくけどおーちゃんは寄りかかるようにペタッと全身で抱きつくんだね。

 

「あの工場の中を見れるならなんでもするんだけどな」😲 (ララララララララララララララララ高速トレモロ)「もう一度言ってくれ」(ウィ〜リ〜ウォ〜ンカ〜)

「工場の中を見れるならなんでもする!そうじゃない人なんている?」

「どうかな?」

ここ、お話的にもミュージカル的にも言いたいポイント沢山ある。お話的なところで言うとここで工場見学出来レースを考えついたウォンカさん。工場見学というアイデアもチャーリーがきっかけで思いついたというかチャーリーがアイデアをくれた。そう、多分ウォンカは長いことあの白いノートに想像を書けていなかったので……

そしてここでこっそりトレモロの続きから移行して流れる♪ウィリーウォンカ〜のフレーズ、アンダースコア伏線ネタバラシ

その後チャーリーがキャンディマン(リプライズ)を歌いながら飴男は下手に、チャーリーは上手に寄りそれぞれダンスを踊り(飴男はステッキをもち)はけていく。私は上手サイドに座ることが多かったんだけど、飴男はハケてく時まで優雅で感動した。

SCENE3 バケット家の掘っ建て小屋

キャンディマンのアウトロに合わさって転換の最後になるおじいちゃんおばあちゃんのリズミカルないびき

「じょーじいちゃん!起きて!じょーじいちゃん!」ってベッドに掛けよるチャーリーくんの背丈がベッドの背もたれくらいで本当にキッズだった……「イマジネーション!想像すればみえてくる!」を同時に言うふたり。

起きた途端歌うジョー爺ちゃん【チャーリーとワシ】

「チャーリーお前ワシに似とる〜」から急なメロディー転換「何もないところから作ろう 見えないもの空想すれば なぜじゃなくどうやろうとなる 2人は相棒チャーリーとワ・シ」ここからの景色を頭の中で流してる時に頭の中の光一ボイスを突き破って出てくる「ワ・シ」

最初このシーンを見た時はなんという介護状況なんだ……と戸惑いが大きかったけどそんなしょうもないリアリティはさておき、45年間ベッドで寝たきりなジョーじいちゃんにウィリーウォンカの話をせがむチャーリー、暮らしはキツイけれどもみんなで仲良く暮らしてきたんだという背景が見えてよかった。なのでチャーリーも良い子に育ちました。想像することがやめられない良い子にね。相棒のところで2人で大きなハートを作るのがかわいかった。子供と車椅子だからできる技。薪を焚べたら上手側のセットにある小さなバケット家のお家の煙突が赤くともり煙が出るのも好きだった。翌朝には消えてしまうけれど。一晩も持たない火。

ママが拾ってきたスクラップバッグを手に手紙を書くチャーリー。【チャーリーからの手紙】

「お忙しいのは分かっていますが 読まなきゃそんです この手紙だけは。家族のために僕が作ったまだ見ぬお菓子のリストなんです」

1音1音区切られていうこのローテンポにキラキラしたピアノ……キッズ……。日本語の特性上後ろのオルゴールみたいな音に嵌めようとして字数を調節した結果、ちょっと子供みたいな言葉遣いで、そして子供が喋っているみたいな歌になっていて………良すぎる〜。素敵な日本語訳をありがとうございます。そして途中で転調します、ありがとう。昔父母が海に行った時にお母さんが食べていたアイスクリームが溶けなきゃ、の結びが「幸せも消えずに済んだかな」なのが……………。

そしてこの空想、全部家族を想ったものでその上で「あなたに託した夢が叶ったらお菓子を抱えて会いにきてください そしたら初めましてと言って ウォンカの板チョコ!分けて食べる」なんて言われたらウォンカの心も傾いちゃいます。

この曲、すごくこの独特のテンポがチャーリーの心そのものという感じがして余韻も一つの曲だと思っていたので、チャーリーが紙飛行機を客席にとばし(ワイヤー付き)その動線を観客が気にすることによって拍手が曲の終わりまで起こらずアウトロまで入り込めたのがよかった。

そしてその後のしっぽ(つなぎの1コーラス)では舞台奥のウォンカの工場の小窓からウンパルンパがウォンカに手渡している様子が見えるという。美しいね。

多分つなぎは弦のドファドファソラドシ♭ ラソラソファミソド〜 🎹ドファファレドファファ ファドラ〜ソー

SCENE4 次の日/バケット家の掘っ建て小屋

ウォンカさん 動きます

記事を広げて1文字ずつ追わせる演出、ピンスポ芸だ……と思って見てしたしここの一枚一枚出すところのベルトーンが弦、木管金管入り乱れていて好きだったし、「案内役は…ウィリーウォンカ氏本人!!」となった時に一節だけウィリーウォンカが流れ出すのがとても求めていたミュージカルでしたありがとうございます。

 

サイが突進した時に…の話を結構下手の前の方でやるな?と思っていたらそのタイミングで上手の方からキャンディマンがスタンバイしに歩いてきていた。そのまま(大阪博多では)「あの子も現実を見なきゃいけないんです」とママが言っている間に後ろのセットとじいちゃんばあちゃんたちがバラされ、時計回りにキャンディショップ(ウォンカ入り)のご登場

SCENE5 ゴールデンチケットの当選者たち

「あの長いパンの……ブレッドじゃなくて!…あ"あ"!…バゲッド!!」で呼び止めるどころか上手に駆け出すチャーリーリュックの紐まで引っ張るキャンディマン。キャンディマンの「買わなくていいのかい坊や?」煽りにおーちゃんは割とガチ目に「買えないんだ!!」ってキレる。チョウシくんの受け答えは拗ねる感じ。

煽った後にンンッって咳払いしてからのチャーリーの肩を抱きて身を寄せながら右手でコートの中をまさぐりリモコンを取り出して「いいものを見せてあげよう」のこの一連の動作、軽率にメロる。

【まだまだ魅力ある】

チョコレートニュースの人初めまして。グリーンバッグを背負い手前のカメラでなうで撮っている映像を、ニュース番組に合成したり合成前の素の映像を舞台上モニターに出したりしていて手数の多さを感じた。

 

テーレレッレテーレレッレテーレレッレッレ!で上手奥からエィエィオー!て感じでやってくるオーガスタス御一行と下手花道に逃げるチャーリー、追いかけるキャンディマン。大阪ではここで注釈付きの見切れ考慮なのかキャンディマンが客席降りをしていて大阪初日にはえ??!?!!?!てなってしまった、びっくりするって……

オーガスタスの2人はちょうど声変わりに差し掛かるくらいの男の子で、あのエンジェルボイスから変わりゆくあの時期にしか出せない不思議な音色がしていてよかったし、声を作ってきているよね?プロい。

気を抜いたら「ママのおっぱいにも なんとかーも なんとか エンゼルパイ♪」みたいな部分が頭の中によぎってくるので中毒性がとても高い曲。後半はグラウンドレベル堂本に対してチャーリーくんが早く戻ってよ!って急かしているのに飴男は余裕ぶっこきオーガスタスショータイムを楽しみ、そのあとタタッと花道に戻ったらチャーリーの両手を掴んで上に引っ張って一緒に踊り出す。なにこれ、KAWAII FESTIVALじゃん。

飴男の最後の一言を今ど忘れした。

 

この後キャンディマンは残りのチケットが4枚だよということをわざわざ指を折って煽ってくるし、ウォンカフィーバーの煽りを受けて「キャベツを売るのはやめたのグリーンさん!!」

【ベルーカが言ったら】

なんか1番親子関係が終わってそうなのに掛け合いが多いベルーカソング 「もっとすぐつぎやだ買うすぐ!」の語感の良さよ

曲中で何度もパパにねだるベルーカちゃん、最後の「最も恐ろしいのは」「お願〜い♡」に向けて三宅りむさんはどんどん甘えるようにしていくし、舞咲さんはそれまでドスを効かせていたのにここで究極の猫撫で声になる。二人とも小さな俳優さんだ……、

ベルーカがハピィならご機嫌パピィとか、娘のために生産ラインはストップ!全体的に韻がいいし岸さんの歌声により上手いオモロになっている。ありがとうございます。帝劇序盤と比較して岸さんが全体的に子煩悩な感じが強くなっていて、2幕のおしおきで父親も責められるのに納得がより行くようになった。

「ありましたチケットです!」ゴールデンチケットを手に入れたべルーカの放った一言

 

ダディ!買って!ピラミッド!!←大好き

 

この時このべルーカがもったチケットにピンが当たるようになっていてゴールデンチケットがマジでゴールデンしてた(語彙力)

そしてこのフレーズの間にさっきまで工場で「ピーナッツの代わりにチョコをむく」工場員が着替えてバレエダンサーになっていてすごかった。岸さんの特大ロングトーン「明日のおねだりは〜〜」「次は〜」「やめ〜て〜〜〜〜〜〜!!!」に前で両手を組みながら揺れるキャンディマン

 

「なんて積極性に溢れる女の子なんだ!!」と褒め(?)つつ「残るチケットは……3枚!」「老若男女に愛される存在だ!」「なあバケット、全くもって君は……正しい!!」と煽りまくるキャンディマン。なんと煽るためにチャーリーの上手から下手に移動している。

そこにママがやってきてそそくさと店に戻るキャンディマン。ママの「またこの忌々しいお菓子屋で」にムッ?!としつつ、お菓子屋の中から腕を伸ばしてチョコでホイホイするのはあまりにタチが悪すぎる。上手からこっそりやってきたチョコレートニュースキャスターにお!と気付いて目配せし、チャーリー親子が「天国のパパー。お願い!」「お願いします!」と祈っているのを見計らいニヤっとしながら「テデッツデッデッデテ デーレーレ!チョコレートニュースです!」「バケット見てるか〜!」「はやーーーー!!!!」

ここ、お祈り中の手紙のアンダースコアを消すニュースの音、チャーリーの情緒もぶった斬りはやーーーー!!てなるしチョコレートニュースのお兄さんに掴みかかってしまう

【ガムの女王】

下手奥でテレビにうつるボーレガート氏の方に歩き指差しウェーブをするキャンディマン。自由すぎ。このウェーブ、肉眼からは一度も正面で見れたことがなかったのに、舞台上をそのままうつすニュース番組演出によりめちゃくちゃ正面画の記憶が残っている。ありがとうございます。

芋さんのお腹ポンポンする飴男。光一さんって多分年上で大きいおじさまが好き

 

ボーレガート氏のセリフの途中にメガネ外しながら上手の方にはけてくキャンディマン。どうするのかと思いきやデー!デー!デー!デー!(ラ♭からの半音階)のタイミングでお立ち台に\(^-^)/って出てきた。ナンダコレ。なんで飴男が?!(ヴァイオレットちゃんは歌い出しのタイミングで出てきます)

ここのキャンディマン光一、強靭な体幹で台の揺れに耐えているのでだんだんアクスタに見えてきたてか作って欲しいキャンディマンのアクスタを。てか光一さんクリスチャンやらない?

 

もう何回も見ると違和感というか衝撃を忘れてきたけど、初見時このパフォーマンス側にキャンディマンが加わっているのにびっくりした記憶がある。なんで?!っていう。

1幕の出番が増えたって言っていたけど多分この当選者ショータイムのところなのだろうなと思った。当初の演出はもしかしたら当選者ショータイムの事にはけていたのかもしれない(ロンドン版BW版共に見てないので詳しいことは知りません)よく考えるとあそこにキャンディマンとチャーリーがいるのは整合性が取れないけど、そんなの考えなくても画面が派手!という理由で持っていけるのが舞台だと思います。

あと次のマイクのところでも思ったけれど、この場面の主役(テーマとなる親子)とプリンシパル1名(この場合座長)がそれぞれ別の動きをしていると板の上の動きに渦が巻いて視覚的に楽しくなるねえと思った。

あとこれも全てのシーンで思ったことだけれど、光一さんは踊れる人なので例えばマーチの指揮の振りだったり、はたまたこのqueen of popの振りであったり、時系列立場的には異質でもダンスの技量で視覚的には違和感がない、つまり−(マイナス)にならない違和感というか新しい味を出せるのでこの演出でgoサインが出たのかなとか思いました(ロンドン版BW版共に見てないので詳しいことは知りません)

ここの振り付けYOSHIEさん100%だったけど歌う人じゃなくて踊る人に振り付けていて、歌に合わせるのではなくリズムに合わせる振り付けしているからそれに乗っている光一さんか新鮮だった。光一さんが歌わないで踊るだけってないので

 

ところでヴァイオレットさん歌うますぎてまじで子役…??親と一緒じゃなくてシュタ!と1人で出てきて歌い出すの、場慣れが違うしこりゃクイーン。歌も好み。歌声も好み。ありがとうございます。

ドラムの音に合わせて下手に3連で並ぶスタンドマイクで歌う方々のヘルメットをポンポン叩くウォンカさん 歌終わり「ファンキーでジューシーなダンスをありがとう!どこまでも飛んでいってしまいそうだ!wow!!で飛びながらはけてくの、一回ガム風船も落ちてしまってたことがあって、ポン!と風船を袖にバレーボールさながら打ちつけた後に両手に銀テを持ってはけてくのあまりにも陽気すぎて好きになる。

 

暗転している手前、どうしよう…てなっているチャーリー親子「ウォンカフィーバーも誰かがもう終わりって言ってたわ」に咳払いする飴男。ここなんか普通に忙しいね。上手から出てきて下手まで移動しながら新聞を持って「やまないウォンカフィーバー!」「ローマ法王ダライラマ一世とチョコレートの味を巡って激突?!ミルク対ブラッグッ!!とんでもないことになってるぞ、それについてどう思うチャーry」←ひょうきんおじさんすぎる

話の途中でチャーリーを逃すママ、そんなにチャーリーを揶揄わないでもらえます?なママ、大人相手にタジるキャンディマン

「ぐずぐずしてる暇はないよ坊や」めちゃくちゃ急かすじゃん

暗転開けてチャーリーの家

「親の顔が見て見たいわあ」って親の人が言ってます。

おじさんおばさん4人セット、オチを担当する名前忘れちゃったけどジョーなんとかおじさんこと芋さんのセリフの間が絶妙で毎回クスッとしてしまった。タイムズ紙を拾ってきた時は「ワシは……死亡記事か」だし「…人生とはそういうものだぁ…」とか。こちらもいいおじいちゃん

世間はこんなにウォンカフィーバーに包まれていてもうチケットも3枚も当選者が出ているというのに、お母さんはゴミ捨て場からブリキの板を持ってきて、って多分忌々しいお菓子屋〜の時に行ってたのと変わりないことを言ってるし、チョコレートニュースでグイグイ時間が変化することとなにも変わってないチャーリーの日常の対比がエグい

 

家を出たチャーリーはパタパタと走り上手をぐるっと回って下手の花道でゴミ漁り この時ステージは暗転

ここで誰も喋らない空白の時間ができるの、これやり切ったチャーリーくんたちはすごい。たくさんの人が一言も発さずにものが動く音を聞いている。そしたらパタパタどころかバタバタ!みたいな音が聞こえてデデッデッデッデデン!デーレ!レー!「チョコレートニュースです!」「バゲッド見てるか〜〜??」「あ"ーーーーーーーーーーーーー!!!(発狂)(上手に猛ダッシュ)」上手からきて舞台中央に勢いよく到達してぴょんと一足上手に戻るキャンディマン、元気。さっきまでの無音でちょっぴりの悲しみに浸りながらゴミ拾いをしてたチャーリー(と我々観客の情緒)をぶった斬るチョコレートニュースのイントロ!現実は非情、遅れをとるな気づいたら置いていかれるぞ。そりゃチャーリーも発狂レベルの叫び声をあげますわ

【何が間違ってんの?】

マイクTV!マイクTV!みんなの憧れマイクTV!!

暗闇の中奥からボヤ〜と緑に光るマイクのメガネ、そしてゲームチェアに座った息子を押しながら左右に揺れるTV夫人、ここの親子が1番実の親子だった。チャリチョコ世界はXじゃなくてTwitterっていう。ハッシュタグをつけてツイートって言ってたしな。

マイクのババア呼びに(ババア!ババアだって!!)って口を開けながら驚く飴男(下手)そのまま上手に移動して上手サイドをずっと見ているただの飴男顔ファンご褒美タイムがあった。 「ジェイコブ校長〜!」

しかし夫人はマーチング、息子はロックと曲調はあべこべ。でもマーチングの時に上手奥でマーチングの指揮をステッキの柄を掴んでバッサバッサやってたキャンディマンや「抗うつ剤も鎮痛剤も安定剤がないと飲めない 全部流し込むのは今日もバケツ一杯のビール!」の部分で赤ライトになってヤバアルヤク中になってるTV夫人も好きだったし、そのノリで歌う「な〜に⤴︎間違ってんのォ?」が最高にキマっていた。ところで抗うつ剤も鎮痛剤も安定剤も全部薬ジャンル違うんだけどどうなってるんだ診断と処方は。多分1番必要なのは睡眠薬だと思う。

USAの振りについては割愛で。「ハッキングでチケット見つけた〜」のあたりからマイクの頭上でチケットを掲げ出す飴男 そしてこの後ロック風マーチングでコーラスが爆発したのやばいくらいテンションがあがる\こ〜こ〜はアメーリカ/の特大コーラスと共に腰を曲げて行進するマーチらしい揃った振り付け。

多分全てのチケット紹介の中で1番キャンディマンがパレードに参列していてチャーリーと一緒にいない気がする。それもあってぶち上がった曲調からのTV親子やアンサンブルのワァ!という声のなかしっぽの1フレーズ繰り返しの中キャンディマンおじさんも無言で両手をYしたまま最後尾でみんなと一緒に消えていってしまって、、、ここのチャーリーの気持ちを考えると寂しくてたまらなくなる。バイオレットのときはまた戻ってきてくれるけどマイクの時はそのままはけていっちゃうの寂しいよねチャーリー?いつも自分の味方だったおじさんがさ………

 

そんなしっぽの1フレーズ「夢溢れるアメーリカ息子は演説好き〜⤵︎」→「↑ドファファレドファファ ファドファラソ〜 」(手紙) カシャカシャカシャカシャ(タイプライターの音)「運命の日」の繋ぎがより哀愁を漂わせてくる

ここに一節手紙の音を差し込むだけでこちら側の情緒は本当に違うんです。切ないな、あと一枚しかない、焦ってしまう。

SCENE6 バケット家の掘っ建て小屋

「サプラーイズ!!」下手の机で寝てしまっているチャーリーに蝋燭を持ったママが近づいてきてみんなでチャーリーを祝う。「じゃっしゃーん!ウォンカの板チョコよ!」とママが買ってきてくれたチョコ開けたけどそこにはゴールデンチケットはありませんでした。

蝋燭を消して。お願い事をしなくていいの?に「これ以上の望みはなかったんだ。ママが消して。」のチャーリー……………泣いてまうやろほんとにてか演技うますぎ。泣きの気持ちと技量の良さがいっぺんに襲いかかってきたシーンだった。

そのままチャーリーは下手の階段の上に。あれ二階かなと思ってたんだけどもしかしたら外とか屋根の上とかなのかな。雪の降る街の中で………。

そんなチャーリーを見つつ【パパがここにいたら】を歌うママ

「パパが〜いれば〜誘うでしょう 星を集め(?) 見つけようと」

ママは想像するとこがやめられないのがバケット家の血筋と教えてくれますけれど、ママもパパのそんなところが好きだったんだろうし、口では空想は食べれないでしょ?ってチャーリーを諭してたけど、もっと豊かだったらそんなことも言わずに済んでたのかなあなどと思ってました。

「パパが言うわ一年ごとのお前の成長 見守ってると」←泣ける パパどこ行ってしまったん…

演出的には紗幕

 

そのまま前でチョコレートニュースの方々のいちゃつきが始まり無音で上がっていく紗幕、その奥には真顔で仁王立ちしているキャンディマン リア充爆発しろと言わんばかりのステッキで狙いを定めるキャンディマン

SCENE7-1 さよならキャンディショップ

悲劇的な誕生日から一夜明け下手からトコトコやってくるチャーリーはおちょくり謎おじさんことキャンディマンが店を畳むのを目撃してしまう。「ねぇ いなくなっちゃうの?」キャンディもボンボンも全部売れたから店を畳むんだと言ってくるキャンディマン「ほら、箒を持って掃除を手伝ってくれ」って箒を渡しつつ「ウィリーウォンカはマーケティングの天才だな。彼は頭がいい。きっと……(視線をチャーリーから客席に上げて)顔もいいんだろうな」

 

ここの台詞を知った時の光一さんの心境が知りて〜〜〜!今までの舞台で100%自分の見た目を自画自賛するセリフがある男。それも人に言わされてる時の方がどストレートに顔を自慢しているし、今回はウィリーが扮するキャンディマンとして自分の顔を褒めるという超婉曲的表現。顔もいいんだろうな。の時の顔がニヤつくわけでもキメ顔っぽくなるわけでもなく、ちょっと目を見開きつつも微笑むのが、顔もいいんだろうなって言ってる時の顔が1番キュートで好き。顔もいいと思います。

 

そんなご機嫌るんるん(顔のことはさておき)マーケティングの天才だな♪と調子が良さげなウォンカことキャンディマン、チャーリーの「彼は今何をしているんだろう?スクラップブックにアイデアを書く?教室の椅子に座ってぼんやり空想してる?」で顔が凍る。ぬーーーーーん。ぬーーーーってなる。ここ。チャーリーくんへ、ウォンカさん多分書けてません。工場ではどんなことが起きてるのかな?ってチャーリーがワクワクしてる時には戻ってるけれども

お金を詰めたトランクをチャーリー(飴男はチャーリーが貧乏って知っている)に渡し「試し」をするキャンディマン。ショップの上のステッキを回収しながらこう宣言する。

「君は歴史的瞬間の目撃者だ。いつか素晴らしい物語が生まれる!」

そしてチャーリーからかばんを受け取りこう言う「君と知り合えてよかったよ」「覚えておきたまえ。好きなことを諦めるな 愚痴を言わず 待つんだ。ほら、そっちにゴミが落ちていたぞ。じゃあな、発明家さん」

そして去っていくキャンディマン(大阪だとチャーリーのさようならに振り返ってくれててキュンとした)

 

ゴミを拾うチャーリー(その間にキャンディショップも撤収)(おーちゃん、1発目に缶をひっくり返すのではなくその前に跪いて色々とゴミを漁っていた 演技が細え)「1ポンドだ!おじさん!待って!おじさん!おじさん!!」ここの2/1マチネのおーちゃんチャーリーがおじさ↑ん!おじさ↑ん!って声が裏返っていてまじで本物のキッズだった。

 

キャンディマンがいなくなった途端降り出す雪、がらんとした広場 寂しいね

 

1ポンドというラストチャンスを拾ったものの、それを自分のために使うか家族のために使うか悩むチャーリーのところに通りがかるグリーンさん。ここの大金持ちじゃないか、大統領の遺産でももらったのかい?そんなところ!のセリフが好き

そしてラスト1枚のチョコを買って、ちょびっとだけ…!と開けたら!

【これがゴールデンチケット/ジョー爺ちゃん絶好調】

ラララララララララララララララ(トレモロ)「今日は悲劇のまま 終わるんだって思ってた」

シーくんの喜びが抑えきれずにこの1フレーズのなかでじわじわと出てきちゃう、それにおじさんこと私泣きそうになった。

「これがゴールデンチケット!」(テレレレンレレンレン)「目に映る〜金の〜光〜」!!

この間暗転してて、次に光が差し込んだ時はもうチャーリーの家になっている

SCENE7-2 最後の当選者

「最後の 当選者は ぼく!!」勢いよく振り返るチャーリー。話をふられていきなり歌い出すじいちゃん。一旦差し込まれるチャーリーとワシ→でも工場見学には大人の付き添いが必要でママは今後のことを考えると休みが取れない!そんな流れでワシに任せろ!と意気揚々と前に出てくるジョーじいちゃん→立った!!

この立つ時BW版サントラはゴールデンチケットが一節流れるけれど今回は削除されていきなりここからおはよう太陽〜!の曲から始まる

「有頂天になあって」で片足ずつ踏み締めるのがすき

 

しっぽのフレーズ「(これがゴールデンチケット今日は超〜最高〜!)デレレレレレデレレレレレレ(下降フレーズ)ッデッデン!(暗転)→🎻(ララララララララララララ)(シャーーン(クラッシュシンバルみたいな音))ウィリウォ〜ンカ〜 デーン ウィリウォ〜ン〜テーレーレーレーデンッ!「チョコレートニュースです!」

 

SCENE8 ついに工場の扉が開く

下降フレーズのところいつも聞いててドラえもんだなとか思ってましたすみません。

ウィリウォンカ〜に合わせて上から扉が落ちてきたかのようにLEDパネルの映像が捲られていくのが迫力あったし後ほど扉が開く時に扉を模したパネルが物理的に両開きの扉のように開いていったのには、そういう使い方もあるんだなと思った。

【レッドカーペット】

当選者たちの到着タイム、ベルーカ→オーガスタス→バイオレット→マイク→チャーリーなので岸さんお着替え頑張れタイムになっていた。ベルーカvsバイオレットは子役によって違くて。個人的には歌田さんと舞咲さんペアの、前に競り合って出てきたかと思ったらバイオレットの腕を使ってくるりんとバレエするべルーカがとても好きだった。

あとバレエ大好きベルーカちゃん、何もない時でもパパの腕を使ってバレエをしていて、ベルーカの解像度が高すぎてほげえとなった。この子は他人をめちゃくちゃ見下す子………

 

そんなこんなでみんなで騒いでたら

 

🔔<ゴンゴーン

🔔<ゴンゴーン

 

デンッデンッデンッデンッ(スネア) デンッデンッデンッデンッ(スネア)「砂糖でコーティングされた城に40年」「謎に包まれた人物 彼の名は!」

デ〜ン

\ウィーリーウォーンカー/

ウィリーウォー〜ン〜 カーー

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ピーンララララララララララララ

【見れるってわかってるね】

ジー〜ージー〜ーイーーー!!!!!!

 

ありがとう光一さんがジジイの演技をするなんて、歌いながらジジイに扮するなんて。もしかしたらナイツテイル再演からここ3年、この瞬間のために生きてきたのかもしれないです。初見時実は1番の感想が光一さんがジジイを演った。ということだったくらいには堂本光一がジジイをやるということが衝撃的だし新たな扉でもあって本当に嬉しかった。

これまでエンターテイナーとしての側面から主に見てたのを、久々に役者、それもミュージカル俳優特有(のそれもプリンシパルしかやらない)の演技をしていて……嬉しい……光一さんのミュージカル人生に幸あれ

 

中国の古い言葉で千里の道も一歩から、のぽ ぽ!下向きのぽ!口すぼめのぽ!やっぱりジジイはいいっすね。ジジイ辞めた後にも一回空想回想タイムが入るのが良すぎる。君が思っている以上に歳をとっているんだチャーリー〜!千里の道も一歩からのぽをいう時に頭を落としたのでいつもの堂本光一の前顔面が見えたのありがたい。堂本光一の顔面からジジイの声が聞こえる。

 

中国の古い教えのとおり

千里の道もただの

一 歩 ら〜(テーンテーンテーンテン)

\ワッ/

テッテッテッテッテッ テレレ テッテッテッテッテッ

腰の曲がったジジイからすくっとめちゃくちゃ姿勢がいいウィリーウォンカになる。ここ光一さんがウォンカでよかったなポイントなんだけれど、スクっと立っても男か女か若者なのか老人なのかわからん顔面と、そして大柄じゃなく意外と小柄っていうのがよかった。謎に包まれた人物、姿を表してもっと誰の想像にもつかない得体の知れない見た目で出てきたとこによってより謎に包まれる。

ここのシーン、一通り階段を降りて歌いにきたり、階段に座ったり、半分登りかけて子供たちに周りを囲まれたりしたのちにさっきかいた空想回想タイムという名のモノクロタイムに突入するんだけれど、ここで階段の上で歌う詞の「私も昔はつまらないことに」「でも見つけたのさ幻想のリアリズム」「君たちだって変わるツアーを制覇すれば」が好き。

そして階段を駆け降りてガッとステッキを舞台中央に下ろして「人生が変わる 遅れをとるな」ここモノクロタイム一旦はけたアンサンブルさんたちが一斉にさっきの町人の姿ではなく、帽子とステッキを持ってウォンカの杖下ろしと同時にガッと下すので壮観だった。

「人生が変わる 遅れをとるな

奇妙な出来事想像するのさ〜あ〜!すべぇ”てが!チョコレート」←ここのがなり好き

「甘く〜淫ら〜」←上手で見るととんでもないことになる(ステッキに肩から腕をなぞらせてく)

ラストの「ここ〜に〜〜〜〜!」からの半音階で上がっていくバッキングをなぞりなら階段を上がりみんな大好きこの点呼「ソルト!」「はい!」「ボーレガード!」「はい!」「クループ!」「はい!」「ティービー!」「はい!」「バケット!」「はい!」

「ようこそぉ"!! チョコレート工場ヘ!」

ドゥン!

 

 

 

1幕!完!!!

(2幕に続く 80%くらいで)

 

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鼻の奥がツンとしているのは多分さっき食べたタマネギのせい

まず最初に

私は自担の結婚を2回迎えていたのであらかたシュミレーションを済ませていました。

そこで得た結論は

わかった。一番納得できる「推しの結婚」に必要なもの。人間性よりももっとわかりやすいものがあった。
結婚への筋道
これが一番大事なんですね。
自担の結婚とかいう一大イベントを匂わせから察したり週刊誌とか事務所関係者から、〜かも、という形では聞きたりはしたくない。なんのためのFC?ってなるしね。そのくらい、というか最低限最初に知らせるべきはファンだと思います

だった。

そういう意味では今回はこの部分を文句なしにクリアしていたと思う。

でもこれって言い方悪いけど私の中で最低条件だったんだなとも今回でわかった。

 

ちなみに3回目だろうが耐性はつかないよ。

 

  • FCからのメール
  • 納得できる相手 鮮やかすぎる発表
  • そもそも結婚ってさ
  • 夏菜子 好きすぎ
  • 日本のトレンドに居座りなんかまじでいろんな人が祝福してる
  • でもやっぱり寂しいねん
  • じゃあなんで寂しいの?
  • 最大の問題点 
  • 一つ絶望したことがある
  • 1/12 4:50 追記

 

 

FCからのメール

今回まず状況から振り返ると、私にとっての第一報はFC(KinKiの方)からのメールでした。「いつもKinKi Kidsを応援いただきありがとうございます。堂本剛より大切なご報告〜」思い返せばこの文章でくることってガチ重大案件(経験則)なんけれども当時の私はゴリゴリ呑気に開く前に「最近の口ぶりから解散は絶対あり得ないし退所なら連名で出すだろうし何だろう?新規事業とか?」ってめちゃくちゃ呑気にリンクを踏んだ。

今思うととても幸せなことだったと思う。ありがとう、信頼しているので。信頼させてくれているので。

 

それでリンク開いて2行目で結婚という文字を見つけてけけけけけけけk結婚??!?!?!?!?!と叫びその次の瞬間には(失礼でごめんだけど)「剛くんと結婚できる相手っているの???いないと思ってたマジ?おめでとう?!」くらいに飛躍して、続きの文章の、結婚報告なんだけれど私(公私の私)に絶妙なバランスで触れながらファンに送る文字を見て、この前のコンサートで間近でニコニコして手を振っている姿がフラッシュバックして、ああこの人は結婚したとして私というファンとの距離感は変わらない人であると確信し、文を読み終えた後は今年の平安神宮も絶対行くわ………と謎の決意をした(マジです)

 

そのあとはTwitterに書いた通りです。相手がわからないように剛くんが書いてたから、相手は伏せてるのかな?って思ったらオリコンニュースかなんかに書いてあって、ホンマもんの「かなこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?!?!?!?!?!」が出た。

出たと同時に夏菜子ちゃんなら剛くん(のめんどくさいところとか)(の求める人間性のハードルとか)を受け止められるだろうなと思ってめちゃくちゃ納得した。ありがとう百田夏菜子さん。

私はももクロちゃんのオタクじゃないけど、テレビで見かける度にいい子だなあって思うし太陽みたいな子だなあって思ってたからさ、剛くんをよろしくね………。

 

でも相手がそこの年齢層?!ってびっくりしたのも事実。結構歳離れてない?!って思った。意外と15なんだね?どうしてもキンキオタ目線で見るももクロちゃんって屈託のない孫みたいな感じだったからさ……。

今は44と29は歳の差はまああるかもしれないけど、外野から「いわゆる」歳の差婚って言われて欲しくないとは思ってる。

そんなことでやいのやいの言われてほしくないって思っちゃうな。相手が29の結婚はいわゆる非難される「歳の差婚」じゃないと思うし。これ言われたら私はキレます。

 

納得できる相手 鮮やかすぎる発表

で、私は前々から一番気持ち的に受け入れられるかの条件を「結婚までの道筋」だと自分の中で認識していたので

今回はここを完全にクリアしていた+結婚相手がどう見ても(私から見て)めちゃくちゃいい人すぎる+もはや剛くんをよろしく頼む…と言ってしまうくらいいい人だった

のトリプルコンボで【第一フェーズ:拒否】を通り越して、自分用ガイドラインと照らし合わせめちゃくちゃおめでとう!!!と思いました。

 

でもそれと同時にFC向けの文章を読んで、剛くんが今幸せになっている……という多幸感を感じ取って、そのことがあったから心から祝えたのだなと思う。

何度も言っているけれど、FC向けの文章がよかったんですよ、今回は。私が好きなのは3〜9行目。この文章を読んで私は剛くんが好きだなと再認識したし、心から「これからも1日1日を大切に生きていってほしい」と思えた。

これ、日頃の剛くんが常日頃からファンをどれだけ大切に思っているかを伝えてくれていたからだろうな、と痛感した。

たくさん伝えてくれてこっちも身に沁みるほどわかってるから、これからも生きていってね、って思えたのかもしれない。

剛くんが常日頃からファンをどれだけ大切に思っているかを伝えてくれていたから、だから私のファースト感情は「おめでとう」になった。

 

待って。この項目がとっ散らかってきたからまとめます。端的にいうと、報告前後に落ち度が全くない。相手が納得できる相手。そして常日頃からファンをどれだけ大切に思っているかを伝えてくれていたから。

この3点が揃ったから最初におめでとうって思えた。

逆にいうと、私は多分この3点が揃わないと、報告を受けた時に「おめでとう」って言えない人種だともわかってしまった。

 

そもそも結婚ってさ

先程受け入れられる3条件を書きましたけれど、実は今回もう一つ大事な4条件目がある。それが「他の人の結婚より男女間関係感が(なぜか)薄い」からだと思う。

 

ももクロ、特に夏菜子ちゃんてみんなの孫!みたいな要素があって、キンキにも珍しくぐいぐい来てくれる愛らしい後輩だったし、私の中で”付き合っている”というイメージがわかないんだと思う。

多分これ相手が女優さんだったり一般人だったら湧かない感覚なんだろうな。アイドルだからかもしれないです。年齢不詳感、そしてもともと絡みがあったこと。妹みたいにキンキも接してたし、結婚というよりむしろ兄弟になった、くらいの感覚でもあった。

 

他の人の結婚より男女間関係感が(なぜか)薄い、という感覚については、実はもう一つ理由があります。それは剛くんだからという理由。

剛くんが結婚という選択をとるとすると、なぜか私の中ではいわゆる男女間結びつきツールというよりは、(前述の剛くんについていける人がいるんだという認識もあって)剛くんがそこまで信頼を置ける人を見つけられたんだという証みたいな感触が強かった。ちょっとこれは私の中で剛くんを神聖視しすぎなのかもしれない。

でも本当に剛くんがこの世で他の人と一緒に生きる選択をするんだ…世界って眩しいな……って思ったんです。あの時確かに私の世界は輝いた。

 

夏菜子 好きすぎ

自担と結婚した相手がもっと好きになるという自担の結婚3回目でも経験したことのない未知の現象に包まれた夕方。なんとこの時私は「かなこ〜!かなこ〜?」と名前を叫んでいた。今思うとあまりにもハイテンションすぎる。

夏菜子ちゃんでっかい太陽すぎて普通に大好きなんだと思う。夏菜子ちゃん好き!!!!

 

日本のトレンドに居座りなんかまじでいろんな人が祝福してる

これすごかった。剛くんサイドの人だけでなく夏菜子ちゃんサイドの芸能人とか著名人とかいつもはあまり目にしない方々のコメントだけでなく、マジでいろんな人がツイートで言及してて、マジで堂本剛って初恋泥棒、一世を風靡してたんだなって実感を得た。

私の周りだとキンキ好きなのがめちゃくちゃマイノリティなのであまりその感覚なくて、なのでドーム行くたびこんなにすごい人なんだなという実感を味わってたんだけど、その再来。何言ってんたって思う人もいるかもしれないけど私の環境的にこうなんです。

 

でもやっぱり寂しいねん

夜くらいにこの感覚になってきた。むしろなぜ今までならなかったの?って感じですけど。ここで自分のトリセツを見てみる。

ただ、「自担が結婚しました! 心から祝福できる?」って言われて、すぐ快諾できる人はあまりいないのではないかと思います。

それは何故なのか、大きく二つの理由があるのではないかと思いました。

①自担の新たな一面が見えてしまうことへの恐怖

〜省略〜

②グループは?

自担にグループの他に大切なものができる、そして「それによってグループの雰囲気が変わってしまう」この変化が恐ろしいんですよ。

シンメって本当Jrの頃から苦楽をともにしていて、グループの中でも「やっぱあそこはシンメなだけあるわ」みたいな2人の、2人だけの歴史を感じさせる雰囲気とか関係が好きなんですよね。この「2人だけ感」が壊されること。グループという狭い世界の中に、さらにその2人だけの世界があるのに、そこに突然結婚という外付けの世界が加わること。

この感触だけは2回ともね…寂しさを感じるというか、結婚前とは同じ感覚では見れなくなりました。

正直①はなかった。なぜなら結構プライベートは線引きしてくれていたタイプだったし、前々から私は剛くんの思考回路と完全に異種のものを持っていたので理解することを諦めていたというか、そういう推し方はしていなかったからです。

 

②も実は意外と…という感じだった。これは何でだろうね?シンメと違って2人きりのグループだからかな?結婚したとしてめちゃくちゃキンキという場所を大切にしてくれている剛くんだし、キンキを続けている限り剛くんと光一さんもまた運命共同体だからという認識が強いからかもしれない。

あと多分結婚したとしてその情念を剛くんが出すのはソロの場所であって、キンキとしてはあまり変化が出ない、そして結婚でちょっと前々から危惧してた「二人きり感」が大事になるのはそのキンキの現場だけだからかな。

 

これは前々から私がソロの現場とキンキの現場でオタクスタンスからして使い分けしていたのが大きいかもしれません。特に剛くんに関しては本当にケリーの作品が好きというスタンスで遠征とかしていた。

これは光一さんに関してもだけど、私は二人がそれぞれソロでやっている時はその人というかコンテンツ自体を好きになったりしていていて、そこにはいないもう片方のことは言い方悪いけど忘れてるくらいのスタンスで見ていたからかもしれません。ソロとキンキの現場の共通点、KinKi FCが使えるなーくらいにしか思ってなかったかも。まあ最近別れたけど笑

だからこれに関しても、FC向け文章から、常日頃からファンを深く深く大切に思っている気持ちが伝わってきたから喪失感がなかったんだと思う。

正直まさかここの点に関しても折り合いつけれる結婚をくらうとは思えませんでしたね。

 

じゃあなんで寂しいの?

これ自分でもびっくりだけど、今までずっと私の精神的対応は4年前に書いた自分の取説を読んでしてきたんですね。そしてそれがあらかた終わったけどなんか漠然と寂しさがあったから、ネタだし「剛…結婚したのか、俺以外のやつと」って言ってみた。

言ってみたらさ、なんかめちゃくちゃ悲しかったんだよね、私もできることなら結婚するなら剛くんとしたかったわーい!!!みたいな。ここにきて初めて涙ぐんだ。どうしよう、私リアコだったのかな………………………………………………………羨ましい、やっぱり流石に羨ましいって。そういうことなのかもしれない。

あとこれは私の今の結婚願望がちょっとめちゃくちゃだからなのもあると思う。うわ〜ここ数年後に読んだら黒歴史になりそう。まあ残しておきますけれども。

 

最大の問題点 

既婚者を今までと同じ様に推せる?

多分今まで2回あって最終的に私が2回ともぶち当たったのがこれだったと思う。どうなんだろうね、実際他のみんなは。私はできるだけ変えたくない。いちいち本能で思ったこと(うわえっろ……とか)に(でも既婚者だからやめとこ)とか思いたくない。これは私のエゴですよ。

できるだけ変えないためにはどうするか、それは結婚したという認識を捨て去ることだと思う。ごめんね剛くん。祝う気持ちはめちゃくちゃある、し実際めちゃくちゃ嬉しかった。ここまで秘密を貫くのは二人とも大変だったと思うし、その努力があって私は第一報をFCから受け取れた。

でも自分の応援スタンスを変えたくない、誰かのファンをする時くらい自分の素直な言葉を吐き出したいから、私は確か剛くんって結婚した…?くらいのスタンスでこれからも続けると思うし、私から結婚の話題をすることはないだろうと思います。

もし結婚したという認識を持ったまま今までと同じようにファンを続ける(=今までとスタンスを全く変えないで)ことができたら、その時がようやく「真に結婚を受けれいた時」となるんでしょうね。

 

もちろん熱量は今までとは変わらないよ!!!

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日記、呟きと理解

 Twitterというツールを使ってかれこれ10年以上ネットに自分の言葉をすぐ放出している。使い方は人それぞれだと思うけど、私の使い方は概ね本当に「呟き」で自己理解を深めるという感じになってきた。

 感情的になったらすぐTwitterを開いて言語化してツイートするとやや客観視できるような気がするし、そうやって自分はこういうタイプだ、とか自分は今ここに悶々としているんだ、とか、いわゆる分析ツールになっている気がする。このアカウントは私の中では珍しくコミュニティを絞る形をとっているけれど例外ではない。

 

 

 このアカウントを続けて得たものは一つは自分は感情的な記憶をすぐなくすこと、そしてもう一つは多分そこまで感情が昂るタイプのオタクではないということだった。

 例えば「〇〇って言っていて□□って思った。絶対忘れない!」と言ってても現金なことに半年後には◯◯は覚えていても□□は忘れている。これは先ほど書いたそこまで感情が昂るタイプのオタクではないということにも通じている気がする。

 次に感情が昂るタイプのオタクではないという認識について。これは〇〇してて最高!!ととても素敵な反応を返せる人々が羨ましい一方で、最近は自分はそういうタイプの人にはなれず「斜にかまオタク」スタイルであり続けていそうという認識がある。

 でもこんな「斜にかまオタク」でも心がたぎる瞬間というものはあるもので、そしてそれを忘れたくないのでできるだけTwitterの方に残しておきたいですね。年に一番心が躍る4日間を終えての感想でした。

 

ところで

 前は現時点より前の話、例えば20年以上前の自分が知らずにエピソードとして知っていた話…はあまりしないけど、数年前の自分が体験した話は度々していたし振り返っていたような記憶がある。しかしいつからかそういう過去エピに全く見向きしなくなった気がする。きっかけはいつだったか忘れたけど多分25周年フィーバーに入るよりもちょっと前だった気がするな。そのあたり、思い出したらなんらかの形で残したいかな。