ジャニフェスとても面白かった。私のジャニオタ人生(10年くらいしかないけど)を振り返るいい機会になったと思う。
今はもうKinKi一筋三千里みたいになってるけれど、元々は嵐から始まったジャニオタ人生だったので松本潤演出は故郷みたいなもので。
自分の価値観が社会の外れ値(ファンサいらんトロッコいらんメンステから動かないで精神、ジャニオタに向いてないこの価値観)である自覚は多少あって、だからこそ嵐担のころ実は私には潤くんの演出があまり刺さらなかった。
というのも松本潤演出というのは国民的アイドル嵐につけたものしか見れなくて、その演出は必ず初めて嵐を見る人や嵐のファンではない人(例えば家族に連れてこられた人とか)まで、すなわちライブ慣れしてない人までもを全員楽しませる、取りこぼすことなく着いて来させる必要がある。(と潤くんは考えていそう)
この全ての人を楽しませることに一番の重きをおいているのが嵐の演出で、嵐を担当する演出家の松本潤にはそのノウハウが誰よりもある。
つまりたくさんの属性が異なる人たちを楽しませるという事においては(ジャニーズ内で)潤くんの右に出るものはいないと思っている。
個人的に潤くんの演出で特徴的だなと思うのが動線のスムーズさと演出の手数のおおさ。これはジャニーさんのいうところの「3分に一回は客を驚かせなさい」(三分だっけ五分だっけ)の教えを忠実に守っているところだと思う。
つまり多く種類のファンがいるジャニーズフェスティバルという場所に松本潤が演出をつけるのは最適解で、実際に配信を見たら本当に最適解だったんだな。
冒頭の映像の「スターたちが大集結!」満載の無敵感あふれるムービーはスターにしか作れないし、D.D→Navigatorの間髪を容れずのつなぎ。1塁側のエビの直後に3塁のセクゾで視線を移動させたりメンステ3つの振り分け方。エビキス・カツストコラボだったりしょりこじ、シンデレラガール×君の彼氏になりたい、グランドールをがっしり踊らせたりマスカラはフリフラ消灯させたり。
そのグループが輝く方法、そしてファンが見たいと思ってる光景をちゃんと把握してる。フェスという性質上曲は攻めすぎることができないけれど、その分構成と演出で人を夢中にさせて幸せにすることができる。
この「曲で攻めることはできないけれどその分他の面で夢中にさせる」ことこそが松本潤が自らに強いた枷で長年やってきたことで十八番にできたものなんだよな、とひしひしと感じた。
で、Magic Touchなんですけれど。いや〜〜めちゃくちゃいいな………。YouTubeに上がってるDance Practiceは見てたんだけれど実際に衣装着て顔が見える状態で踊ってる姿見るとまた違って、顔つきと目線が「ガチ」じゃん。踊りながら顔まで浸ってる。
アイドルと言われる顔のいい男が汗垂れ流して体は外側に心は内側に向けてパフォーマンス姿を見るのが好きなんだよなあと、そんな面が自分にあったことを思い出した。
平野くんと高橋くんがヒップホップ?経験者なのは知ってるんだけれど、他3人がそれについて行こうと、そしてついて行ってるのがすごいなあと思う。多分テクニック的なことで言ったら2人が上手いんだろうけど、単純なうまさとパフォーマンスとしていいかは別問題なのでね。みんな一人一人がとってもいい。
キンプリ単体で見ると岸くんって細い方に入るんだね……ってびっくりした。お顔もだけど体つきも少年のようできゃわわ………逆に平野くんはがっしりしてて帝王の風格があるのがすごいね。高橋くんがきゃわわんベビーフェイスと喋り方なのにサスペンダー付けながらバネのように激しく踊るの、すごくえっちだと思います。
あと単純に曲が好き。岸くんの「シーガッタマージック〜」が耳から離れないから早くMagic Touchの音源が手元に欲しい。2番の神宮寺くんの叫ぶ手前のようなサビも好き。とりあえず今はDance Practiceを聞いて飢えを凌いでいる。
あとジャニフェス見てて思ったのが重岡くんいいな〜って。2年前くらいから思ってるんだけれど、BIG SHOTの時に他メンバーの真ん中でパワフル全開で歌い飛ばす姿を見てキュンキュンしちゃった。久しぶりにキュンキュンした。あの明るさが眩しい……
そんなこんなでわー!カツスト!きょもビジュ良いな!(そしてヘドバンがガチ)とかJUMPのパフォ時のまとまり具合いいなとか、狼青年の世界観仕上がってるなとか、まっすーやっぱり歌うまいなとか、NOROSHIいい曲だな。ヒナのキーボードしてる姿初めて見るけどギャップがすごいなとかちょっとうわついた気持ちで見てました。
ストリングスが出てくるまでは。
ま、まつもとじゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅんんんん!!!!!
一つ言えるのはKinKiが自分たちで25年のムービーを作るとしたらあの画像セレクトにならなかったし、あの伴奏にもならなかったことでしょう……。すごいねワクワクするような25年ムービーで潤くんのKinKi25周年おめでとうの気持ちがこれでもかと込められたようなそんな素敵なものだった。メンバーの関係性が見えるものを使うと話していたような気がするけれど、そうしたらあのセレクト(スポンジプールはじめとしたキス/キス未遂の嵐)になったんですかね………いやあありがとう。
個人的にはウィアコンのセレクトが最高だったのでそこもありがとう。盛大に祝われてた、祝われてたなあKinKi Kidsが………嬉しいなあ………………………………。松潤がKinKiに対して盛大な「ラスボス特攻」モリモリにしてくれてて実をいうとめっちゃ嬉しい。
KinKiパートに関してはTwitterで色々と呟いたし、ちょっとこの主旨とは外れるのでここまでにしておく。
今回の収穫、KinKiを除けばMagic Touchが一番だった。よかったMagic Touchを踊るキンプリに出会えて。人が顔まで作り込んで目線までコントロールしながら歌いつつ踊る様が好き何だなあと改めて思った。
最近はもっぱら音楽アレンジと歌い方の事ばかり考えてて。それはそれで良いことというか私の本来のツボはこっちなんだけれども、でも確かにジャニオタ始まりの自分はクルクル動くフォーメーションとか儚い顔をしながら踊る様子とか、一曲を何人ものメンバーで歌い繋いでいく様子とかも、とっても好きだったんだなあ。それを思い出した。
今とんでもなくSpiralが見たい。あの美しくも儚くもある自分の限界を超えながら踊り狂う様と照明で世界観を作っているステージが見たい。そしてお礼も兼ねてMagic Touchを買ってきます。
追記
Magic Touch買ったよ!!それに伴い踊る人は曲のどこの音をとってるのか気になったから、Dance Practice動画を見まくり振りを覚え始めました。高橋海人くんのことを先生と呼ばせてください。
Magic Touchを買ってきましたよ!!これで思う存分岸くんのシーガッタマージックが聞ける!! pic.twitter.com/BNHrexEL0X
— ともしび🎄🎄 (@yui03426623) 2022年1月5日