KinKi Kidsのおたくになり過去の色々な発言を知って「あ〜尊死…」みたいな感情によく陥ってたのですが、その中でも一際尊死案件だった物の一つがこの
「自律神経なんですよ,お互いに」
でした。
今までは字面からして尊死だったため恒例の「問いたださないで壊れるから」案件で、ふんわり理解に留めておいたのですが、少し落ち着いて見ていきたいと思ってしまいました。まあ神経案件だし……ね………(神経好きなので)
「自律神経なんですよ,お互いに」発言について
光一さんがHアルの時のオリスタ(2005.11.18)にてKinKiのことを「自律神経なんですよ、お互いに。だって意識して瞬きしないでしょ」と喩えたこと.
そもそも自律神経とは
人体の体にある末梢神経(脳,脊髄以外の神経系のこと)は体性神経と自律神経の大きく2つに分類されます。
体性神経は運動神経と知覚神経、自律神経は交感神経と副交感神経の総称です。
ざっくり言うと、運動神経は手足の筋肉を動かそうとしたときに使う筋肉、知覚神経はものを触った感覚など感覚を脳に伝える神経です。
一方自律神経を構成する交感神経と副交感神経は基本2つでセットの関係で、生体の恒常性の維持を担っています。循環・呼吸・消化・代謝・分泌・体温調節・排泄とか。生命維持に必要な機能をこの二つの神経で調節しています。ないとやばいです。
ちなみに 運動神経は意識的に働く神経ですが、自律神経(交感神経・副交感神経)は意思の支配を受けずに不随意に調節されバランスをとっている神経です。
つまり2つセットで常に無意識に働いているそれが自律神経です
自律神経の二重支配と拮抗支配について
「意思の支配を受けずに不随意に調節されバランスをとる」ということがこの二重支配と拮抗支配です。
- 二重支配:内臓器官の多くが交感神経と副交感神経の両方の支配を受けています。このことを二重支配と言います。
例を挙げると心臓,肺,消化器,膀胱とか、ほとんどのものが二重支配を受けています。
- 拮抗支配:一般的に交感神経と副交感神経の同じ臓器に関する作用は相反するもので、これを拮抗支配と言います。
例を挙げると心臓は交感神経により心拍数が上昇し、副交感神経により心拍数が減少します。
一方拮抗支配でないものもあります。唾液腺は交感神経でも副交感神経でも同じ作用を受けます。
つまり基本的に正反対だけど、ときには同じそれが自律神経です。
「自律神経なんですよ,お互いに」発言を振り返る
まず「自律神経なんですよ、お互いに」という一言、主語がないんですよね?どこをどう汲みとろっか。2つのパターンが考えられました。
1.堂本光一の自律神経=堂本剛/堂本剛の自律神経=堂本光一パターン
2.堂本光一=交感神経、堂本剛=副交感神経。つまり堂本光一+堂本剛=自律神経パターン
1.堂本光一の自律神経=堂本剛/堂本剛の自律神経=堂本光一パターン について
ざっくり自律神経がどういうものか考えると、これ
相手はもはや無意識下にいるものだし、相手がいないと生きていけない、常にいるもの
ということですよね…?
Oh………my…………「剛くんと共に生きていきます」…
2.堂本光一=交感神経、堂本剛=副交感神経。つまり堂本光一+堂本剛=自律神経パターン について
これ
無意識に常に調節しあっていて補完してる、正反対の様でいて時には同じ、永遠に切り離せない二つで一つの関係
ということですよね…?
ああ…………「世にあれ以上の補完関係ってあるんですかね」,「やり方が正反対だけど向かってる場所は同じ」…
光一さんにとってこの回答は多分「KinKiってどういう関係ですか?」とか「お互いに意識するところは?」とか何万回も聞かれた質問に対して、ササッと「無意識」ということを答え、強調するために使ったワードだと思うんですが「お互いが自律神経」というパワーワードをなんで思いつくんですか…?そんなのリアルでいう人がいるなんて…………そしてそれをパッと喩えとして使うなんて………「自律神経」というワードの新しい使い方ですよこれ
それもこれが2005年の発言っていうのがまたいいですよね。出会って14年目、デビューしてから8年の頃の発言なのに、これに近しい発言が今もなお聞かれるっていうのが………
・ついでに
瞬きは自律神経支配なんですかね?自発性瞬目にはドパミンが関与してるらしい,瞬きの調節機構の第一候補として三叉神経が挙げられている,ということが調べたら出てきたんで2021年現在でも正確なメカニズムはわかってないみたいですね…この説の通りだと,瞬きに自律神経は関与してないと思います()